※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
フィンランドへ向けて出発した女子チーム
昨年はリオデジャネイロ・オリンピックで日本女子の強さを世界に示した直後に行われ、その追い風もあって8階級中6階級を制した。各国も体制を立て直し、今年はそう簡単に勝たせてもらえないことが予想される。
吉村祥子監督(エステティックTBC)は「ジュニアの選手だけど、全日本の大会でも3位以内に入れる実力のある選手ばかり。6階級制覇は、ハードルが高いのは確か。でも、そこを目指して頑張らせたい。勇気をもって闘え、実力を出し切れるようにサポートしたい」と話す。
昨年の世界カデット選手権に続く帯同となる冨田和秀コーチ(自衛隊)は「ひとつ上の世代の選手。どの選手も自覚をしっかり持ち、率先してやってくれると思う」と、選手を信頼している。「去年なみ、いや、去年以上の成績を目指して一致団結したい」ときっぱり。
主将に指名された63kg級の川井友香子(至学館大)は、本来なら昨年のこの大会に挑んでいたはずだったが、負傷・手術のため辞退となった経緯がある。「去年の分まで頑張りたい」と2年分の思いが詰まる大会となる。
世界カデット選手権には2013・14年に出場しているものの、その時の気持ちを思い出せないほど“遠い過去”の出来事。「国際大会に出ること自体が久しぶりなんです(2016年2月のクリッパン女子国際大会以来)。1試合、1試合を頑張りたい。チームを引っ張りつつ、自分の目標も達成したい」と話した。
チームで唯一、昨年に続く優勝を目指す59kg級の熊野ゆづる(日大)は、デフェンディング・チャンピオンではあるが、「勝って当たりまえ」というほどの気持ちはないそうだ。連覇を目指すとともに、「去年はワンチャンスをものにして勝つ試合が多かった。今年はもっとしっかりした闘い方で勝ち、優勝したい」と、内容の充実を口にした。
「同年代でシニアの大会に出ている選手も多い。まずジュニアの大会で勝ち、シニアの舞台につなげられるように頑張りたい」と、V2への思いを話した。
《大会日程》
8月1日(火) 男子フリースタイル50・60・74・96kg級
2日(水) 男子フリースタイル55・66・84・120kg級
3日(木) 女子44・51・59・67kg級
4日(金) 女子48・55・63・72kg級
5日(土) 男子グレコローマン50・60・74・96kg級
6日(日) 男子グレコローマン55・66・84・120kg級
◎女子選手団
【監督】吉村祥子(エステティックTBC)、【コーチ】冨田和秀(自衛隊)
【選手】
▼44kg級 植野麻奈美(京都・網野高)
▼48kg級 加賀田葵夏(青山学院大)
▼51kg級 谷山菜緒(法大)
▼55kg級 南條早映(東京・安部学院高校/JOCエリートアカデミー)
▼59kg級 熊野ゆづる(日大)
▼63kg級 川井友香子(至学館大)
▼67kg級 松雪成葉(愛知・至学館高)
▼72kg級 松雪泰葉(愛知・至学館高)