2017.07.31

アゼルバイジャン男子チームの世界選手権ボイコットの可能性が浮上

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 米国のレスリング・サイト「Flo wrestling」がアゼルバイジャン・メディアの情報として伝えたところによると、アゼルバイジャンの男子両スタイルの選手が協会の待遇に対して抗議し、今年の世界選手権(8月21~26日、フランス・パリ)のボイコットも辞さない姿勢を示しているという。女子については何もふれていない。

 アゼルバイジャン・メディアによると、オリンピックのメダリストであるハジ・アリエフ(リオデジャネイロ男子フリースタイル57kg級3位)やトグルル・アスガロフ(同65kg級2位)らを含めた選手が7月28日、協会に対して抗議。すでに合宿参加を拒否しており、アゼルバイジャンの連盟が選手の要求に応じなければ、世界選手権の出場拒否をちらつかせているという。

 アゼルバイジャンは豊富な石油資源をバックに経済が発展し、レスリング協会もかなり裕福な活動をしていた。しかし、世界的な原油価格の下落により、現在は不況へ。優勝賞金1万ドル(現在のレートでは約110万円)、総額50万4000ドル(同5544万円)の賞金マッチだったゴールデン・グランプリ決勝大会は、昨年、賞金が引き下げられ、今年は中止となった。

 その影響は、“プロ”として活動している選手にも及んでいるようで、チームによると、ここ数ヶ月間、報酬を受け取っていないとのこと。アスガロフはトルクメニスタンへの国籍変更のうわさがあるという。

 男子フリースタイルのフィルドブシ・ウムドウ・ヘッドコーチは、時間内に合意することを期待しているとのことだが…。