※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
タイ・バンコクで行われたアジア・カデット選手権に参加した女子チームが7月23日、羽田空港着の日本航空で帰国した。金メダル7個を含む全員がメダルを獲得する好成績だった。成富利弘監督(東京・安部学院高教)は「チームの意識を高めるため、選手たちにキャプテンを選ばせました。よくやってくれました」と、自主性を重んじた中での結果に満足そう。目標を「全員がメダルを取って、勝って終わること」としており、「いいプレッシャーの中で力を出してきた」と振り返った。
38kg級の決勝は、ラスト1秒での逆転勝ちだったそうで、「あとの選手たちに火がつきました。次につなげるための経験を積ませるための遠征と思うので、即席のチームですけどよくまとまって頑張ってくれて感謝しています。今後に期待できます」と話した。
坂本涼子コーチ(兵庫・芦屋学園教)は「いいチームでした。日本選手はよく練習しているなと感じました。練習時から他国に動画を撮られるほど注目を集めていました」と振り返った。
(取材・撮影=矢吹建夫)
■40kg級優勝・植野晏奈(大阪・香ヶ丘リベルテ高)「不安なこともありましたが、先輩方や先生の支えがあり優勝できました。 次は世界大会に出場できるように頑張ります」
■43kg級優勝・清水美海(京都・網野高)「国際大会4回目。去年のアジア・カデット選手権で3位という悔しい思いをしたので、優勝することができてうれしかったです。キャプテンとして、全員メダルの目標がクリアできたのでよかったです」
■46kg級優勝・櫻井つぐみ(高知・高知南高)「国際大会3回目で、緊張はなかったけど、外国選手の力が強くて自分の思うようなレスリングができなかったです。決勝では攻め切れて勝てたことが、うれしかったです。」
■49kg級優勝・田村生咲(京都・網野高)「去年は3位で、その悔しさが今回の優勝につながった。決勝は中国選手に13-7で、7ポイントも取られてしまった。自分の力不足と技術面の課題を改善していきたいです」
■52kg級優勝・今井佑海(京都・海洋高)「去年は2位で悔しい思いして、今回は優勝できてよかったです。副キャプテンとしてキャプテンを支えるだけでなく、チームをまとめる難しさを学んで、所属に帰っていかしていきたいです。」■70kg級優勝・宮道りん(愛媛・今治工高)「今まで優勝していない階級です。最後の試合順の自分に、みんなが良い形でつないでくれて、絶対優勝して終わるぞという気持ちになりました。決勝は失点してしまったけど最後まで攻める形で終わったので、よかったです」
■56kg級3位・吉柴未彩輝(東京・安部学院高)「初めての海外遠征で、緊張して自分の実力を出し切れず悔しい思いをしました。外国人選手と試合をして課題が分かったので、国内で優勝して、また出場できるように頑張ります」
■60kg級3位・青野南美(山口・豊浦高)「初めての国際大会で、不安でしたが、メンバーのおかげで落ち着いて試合に望むことができて、メダルを取れてよかったです。この経験を活かして、もっと上に行けるよう頑張りたい」
■65kg級3位・伏部内まこ(岩手・種市高)「初めての海外遠征で、初戦は力んでしまって自分のレスリングができませんでした。3決では自分の技を一つでも多く出せたので、よかったです」