2017.07.12

UWWがイスラム教徒用の女子シングレットを承認か…イランのサイトが報じる

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 イランの「テヘラン・タイムズ」によると、昨年12月にイラン協会が世界レスリング連盟(UWW)に申請していたイスラム教徒の女子選手のためのレスリング・シングレットが認められたという。

 掲載された写真によると、頭からすっぽりと体を包むシングレットで、顔と手首から先のみ肌が見える。頭にはヘッドギアがしっかりと装着されており、フード部分がずれて顔から頭が露出する可能性は少なそう。

 イランと近隣諸国の選手が参加する女子のトーナメントも準備されているという。

 なお、UWWは発表していない。

 イランなどイスラム教の戒律が強い国では、女性が肌を露出することが禁じられており、通常のシングレットではレスリングをすることができない。イランは女性がレスリングに取り組めるよう、独特のシングレットの採用や胴衣を着て闘うベルトレスリングやグラップリングの普及に取り組んでいる。