※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》=各日とも試合開始は午前10時 場所:東京・代々木競技場第2体育館
6月16日(金) 男子フリースタイル57・86・125kg級 / 男子グレコローマン66・80・98kg級 / 女子58・75kg級
17日(土) 男子フリースタイル65・74・97kg級 / 男子グレコローマン71・75kg級・130kg級 / 女子53・55・63kg級
18日(日) 男子フリースタイル61・70kg級 / 男子グレコローマン59・85kg級 / 女子48・60・69kg級
【男子グレコローマン75kg級・展望】=9選手(6月17日実施)
負傷を乗り越えて日本代表権を勝ち取るか、屋比久翔平(ALSOK)
昨年優勝で全日本選手権でも2連覇を達成した屋比久翔平(ALSOK)がリードしている状況だが、負傷で5月のアジア選手権出場を辞退。その影響はどうか。2月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)で3位入賞を果たすなど地力は十分にある。
昨年優勝で全日本選手権2位の阪部創(自衛隊)がこのチャンスをものにできるか。昨年は80kg級で世界選手権(ハンガリー)出場の機会をもらい国際舞台を数多く経験している。ただ、3月の欧州遠征の最後は負傷で大会出場を取りやめているだけに、こちらも負傷の回復具合はどうか。
全日本3位の林雷(日体大)は3月にハンガリー・グランプリに出場し、5月のアジア選手権に屋比久の代役で出場する機会に恵まれた。国際舞台で養った実力を発揮できるか。
昨年のこの大会と全日本選手権で3位だった学生王者の宇野寿倫(岡山県協会)、全日本大学グレコローマン選手権優勝の櫻庭功大(拓大)らも優勝戦線へ浮上したいところ。
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女子
【2016年5月:明治杯全日本選抜選手権】(所属は当時)
▼決勝
阪部創(自衛隊)○[4-3]●金久保武大(ALSOK)
▼3位決定戦
宇野寿倫(日体大)○[11-6]●櫻庭功大(拓大)
---------------------------
【2016年12月:天皇杯全日本選手権】(所属は当時)
▼決勝
屋比久翔平(日体大)○[3-1]●阪部創(自衛隊)
▼準決勝
阪部創(自衛隊)○[5-2]●林雷(日体大)
屋比久翔平(日体大)○[2-0]●宇野寿倫(日体大)
※リオデジャネイロ・オリンピック&2016年世界選手権代表、この階級の全日本選手権1~3位以外はアイウエオ順
◎エントリー選手
![]() 屋比久翔平(ALSOK) |
![]() 阪部創(自衛隊) |
![]() 林雷(日体大) |
《2016年全日本選手権優勝》
屋比久翔平(やびく・しょうへい=ALSOK)
1995年1月4日生まれ、22歳。沖縄県出身。沖縄・浦添工高~日体大卒。174cm。2016年80kg級学生二冠王(全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権)
《2016年世界選手権80kg級9位》
《2016年全日本選手権2位》
阪部創(さかべ・そう=自衛隊)
1993年10月19日生まれ、23歳。和歌山県出身。和歌山・紀北工高~神奈川大卒。178cm。2016年全日本選抜選手権優勝
《2016年全日本選手権3位》
林雷(はやし・らい=日体大)
1998年1月29日生まれ、19歳。山梨県出身。山梨・韮崎工高卒。172cm。2016年全日本学生選手権3位
《2016年全日本選手権3位》
宇野寿倫(うの・ひさみち=岡山県協会)
1994年5月8日生まれ、23歳。岡山県出身。岡山・関西高~日体大卒。171cm。2016年全日本選手権3位
大賀遥(おおが・はるか=神奈川大)
1997年9月21日生まれ、19歳。東京都出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。172cm。2017年JOCジュニアオリンピック・ジュニア74kg級優勝
奥田海人(おくだ・かいと=明大)
1996年5月30日生まれ、21歳。神奈川県出身。茨城・霞ヶ浦高卒。172cm。2016年全日本大学グレコローマン選手権2位
齋藤隼佑(さいとう・しゅんすけ=早大)
1996年5月20日生まれ、21歳。栃木県出身。群馬・館林高卒。172cm。2016年全日本選手権5位
櫻庭功大(さくらば・こうだい=拓大)
1996年7月13日生まれ、20歳。秋田県出身。秋田・秋田商高卒。169cm。2016年全日本選手権5位
澤田航(さわだ・わたる=中京学院大)
1996年2月22日生まれ、21歳。岩手県出身。岩手・宮古商高卒。171cm。2016年西日本学生選手権優勝