※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
UFC入りも予想されたロシア重量級の強豪選手、バイラル・マホフ=2015年世界選手権(撮影・矢吹建夫)
ロシア・レスリング協会のホームページは、2015年世界選手権(米国)の男子両スタイル最重量級で銅メダルを取ったバイリャル・マホフ(ロシア=29歳)が、2020年東京オリンピックを目指して現役を続行する一方、今年はけがの治療のため休養することを報じた。
米国の総合格闘技「UFC」と契約し、リオデジャネイロ・オリンピック後はUFCで闘うと報じられていた。オリンピックで好成績を残せなかったためかどうかは不明だが、その方面へ進むこともなさそう。
マホフは2007年に20歳で男子フリースタイル120kg級を制し、2009・10年も優勝。2012年ロンドン・オリンピックで3位になったあと、グレコローマンに転向して2014年世界選手権で3位に入賞。翌年、両スタイルでメダルを取った。
リオデジャネイロではフリースタイルに出場。初戦でウクライナ選手に敗れ、メダル獲得はならなかった。