※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
3季ぶりの優勝を決め、胴上げされる同志社大の前田喜代範監督
同志社大は初日に3連覇を狙う福岡大に3-4で敗れ、優勝は厳しいかと思われたが、福岡大が徳山大に敗れたため、2勝1敗で3チームが並ぶ大混戦になった。同志社の勝利数が12で、福岡大と徳山大は11だったため、白星一つの差で予選グループを制した。
予選B組も大混戦だった。昨季最下位争いを演じた近大は、グループ優勝の常連、中京学院大に4-3と競り勝つものの、立命館大に3-4と惜敗。最終戦の日本文理大を7-0と圧勝したことで、近大、中京学院大、立命館大の3チームが2勝1敗で並んだ。勝利数の差で近大が予選グループ優勝。19年ぶりの決勝進出を果たした。
3位は昨季の春秋ともに優勝した福岡大。グループ優勝の常連、中京学院大は初日に、近大に3-4と不覚をとったことが響き、3位決定戦も敗れて4位だった。
昨季、一部に昇格した九州共立大は、予選A組で福岡大、徳山大の一部の常連大学に3-4と善戦したが、グループ最下位へ。7・8位決定戦も日本文理大に敗れ、2部降格が決まった。
二部リーグも混戦となった。昨季、一部リーグから降格した関大と関学大、帝塚山大が3勝1敗で並んだが、勝利数の差で、関大が関西学院大を振り切って二部優勝を決めた。二部リーグ2位は帝塚山大、3位が関学大という順になった。
初日に行われた理事会で、来季より一部リーグが8校の総当たり戦になることが決定した。それを見据えて今回はマット3面運用を取り入れて行われていた。
各試合結果は下記の通り。
《個人賞》
【八田杯(一部最優秀選手)】光永賢弘(同志社大)、【松井杯(一部敢闘賞)】久保遼馬(近大)
【小田原杯(二部最優秀選手)】竹本壮志(関西大)、【井川杯(二部敢闘賞)】竹内亮亘(帝塚山大)
星取表(一・二部) | 一部・内訳成績 | 二部・内訳成績 | 順位・個人賞 |
◎一部リーグ
【ファイナル】
▼決勝
同志社大○[4-3]●近大
▼3位決定戦
福岡大○[4-3]●中京学院大
▼5・6位決定戦
立命館大○[5-2]●徳山大
▼7・8位決定戦
日本文理大○[4-3]●九州共立大
※同志社大は3季ぶり18度目の優勝、九州共立大は二部降格
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【Aグループ】
▼3回戦
徳山大○[4-3]●福岡大、同志社大○[5-2]●九州共立大
《順位》[1]同志社大 2勝1敗(勝ち数12)、[2]福岡大 2勝1敗(勝ち点11)、[3]徳山大 2勝1敗(勝ち点11)、[4]九州共立大 3敗(2~3位は内容差による)
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【Bグループ】
▼3回戦
中京学院大○[5-2]●立命館大、近大○[7-0]●日本文理大
《順位》[1]近大 2勝1敗(勝ち数14)、[2]中京学院大 2勝1敗(勝ち数13)、[3]立命館大 2勝1敗(勝ち数11)、[4]日本文理大 3敗
◎二部リーグ
▼3回戦(途中)
徳山大○[5-2]●天理大
▼4回戦
関大○[6-1]●関学大、関大○[4-3]●桃山学院大
▼5回戦
関学大○[7-0]●天理大、帝塚山大○[4-3]●桃山学院大
《順位》[1]関大 3勝1敗(勝ち星18)、[2]帝塚山大3勝1敗(勝ち星17)、[3]関学大 3勝1敗(勝ち星17)、[4]桃山学院大 1勝3敗、[5]天理大 4敗(2~3位は内容差による)