※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
東日本学生リーグ戦の展望記事が載った5月17日発行の日刊スポーツ8面
時代は変わり、野球ですら学生の大会のスペースは小さくなり、他のスポーツは結果の掲載もないことも少なくない。
そんな中、5月17日発行の日刊スポーツは、8面全面を使ってこの日から始まる東日本学生リーグ戦を特集した。山梨学院大の5連覇の可能性を探る記事のほか、日体大・長谷川敏裕、日大・白井勝太、拓大・園田平、国士舘大・福田東記の各選手の意気込みコメント、出場全大学のエントリー全選手、日程などが満載されている。
スポーツ新聞の山梨版が山梨学院大を大きく取り上げたりしたことはあるが、地方版以外で学生のリーグ戦がここまで大きく取り上げられるのは、昭和30年代にもなかった。同紙の記者によると、数年前から特集記事としてやっており、2020年東京オリンピックへ向けてスポーツ界全体を盛り上げていこうという同紙の姿勢だという。
あくまでも話題としての取り扱いであり、リーグ戦翌日の紙面に山梨学院大の5連覇達成の記事はなかった。
それでも、新聞でほとんど扱われなくなった学生の大会の記事が掲載されることは貴重なこと。これをベースに、多くのメディアから注目される存在になってくれることが望まれる。