※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
フリースタイルの先陣を切って表彰台に上がった高橋侑希(ALSOK)
高橋は2回戦で3月のウクライナ国際大会3位のイラン選手を破るなど、3連勝して決勝へ進出。2月のワールドカップのメンバーでもあるザナバザール・ザンダンバド(モンゴル)に7-1で勝ち、優勝を決めた。シニアになってからは2015年7月のジオルコウスキ国際大会(ポーランド)以来2度目の優勝。
同65kg級の鴨居正和(自衛隊)は初戦の2回戦は勝ったものの、準決勝で2014年アジア大会61kg級3位のリー・セウンチュル(韓国)に黒星。3位決定戦でスリランカ選手をテクニカルフォールで下した。昨年の5位を上回り、65kg級の国際大会では初のメダル獲得。
2年ぶりに団体優勝を遂げた女子チーム
男子フリースタイル74kg級の浅井翼(拓大)と97kg級の赤熊猶弥(自衛隊)は、ともに準決勝で敗れて3位決定戦へ。浅井は今年のワールドカップのメンバーのベフナム・テイモウリ(イラン)に、赤熊は昨年の世界軍隊選手権3位のセオ・ミンウォン(韓国)にそれぞれ敗れ、メダルに手が届かなかった。
女子はこの日で終了。日本は前日の金メダル5個のほか、銀2個、銅1個で、全選手がメダルを獲得。国別対抗得点で76点をマークし、62点のインドを押さえて優勝。昨年中国に奪われたアジアの王座を奪還した。3位は54点の中国。
各選手の成績は下記の通り。
◎女子
【58kg級】坂上嘉津季(ALSOK) 3位=10選手出場
3決戦 ○[Tフォール、3:33=10-0]Talassova, Gulshaharat(カザフスタン)
準決勝 ●[フォール、4:33=4-6]Tynybekova, Aisuluu(キルギス)
2回戦 ○[6-2]Jong, In Sun(北朝鮮)
1回戦 ○[フォール、1:15=4-0]Um, Ji Eeun(韓国)
------------------------
《国別対抗得点》
[1]日本 76点、[2]インド 62点、[3]中国 54点、[4]カザフスタン 51点、[5]韓国 45点、[6]モンゴル 42点
◎男子フリースタイル
【57kg級】高橋侑希(ALSOK) 優勝=15選手出場
決 勝 ○[7-1]Zandanbud, Zanabazar(モンゴル)
準決勝 ○[Tフォール、1:49=10-0]Kim, Sung Gwon(韓国)
2回戦 ○[5-2]Atranagharchi, Reza Ahmadali(イラン)
1回戦 ○[Tフォール、0:40=12-0]Nuyson, Pinai(タイ)
------------------------
【65kg級】鴨居正和(自衛隊) 3位=12選手出場
3決戦 ○[Tフォール、4:04=10-0]Weerasinghege, Chamara Milinda Perera(スリランカ)
準決勝 ●[2-8]Lee, Seung Chul(韓国)
2回戦 ○[11-4]Mamataev, Adilet(キルギス)
1回戦 BYE
------------------------
【74kg級】浅井翼(拓大) 5位=12選手出場
3決戦 ●[Tフォール、4:05=0-10]Teymouri, Bahman Mohammad(イラン)
準決勝 ●[2-6]Evlaev, Muslim(キルギス)
2回戦 ○[8-7]Jitender, Jitender(インド)
1回戦 ○[Tフォール、1:54=10-0]Wantawong, Padipat(タイ)
------------------------
【97kg級】赤熊猶弥(自衛隊) 5位=12選手出場
3決戦 ●[3-4]Seo, Min Won(韓国)
準決勝 ●[2-6]Shahbazigazvar, Hossein Lotfali(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、5:27=12-2]Iskandari, Rustam(タジキスタン)
1回戦 BYE