※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
オリンピック・チャンピオンの実力を見せた川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)
48kg級の須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)は2回戦でリオデジャネイロ・オリンピック3位のスン・ヤナン(孫亜楠=中国)を9-4で破るなどして決勝へ進出。決勝で2014年ユース・オリンピック46kg級優勝のキム・ソンヒャン(北朝鮮)にテクニカルフォール勝ち。シニアの国際大会3大会目にして3度目の優勝を飾った。
55kg級の世界チャンピオンで53kg級に出場した向田真優(至学館大)は、2回戦で2015年世界3位、リオデジャネイロ・オリンピック7位のヨン・ミョンスク(北朝鮮)を撃破。準決勝で昨年優勝のパン・シアンユ(潘坤宇=中国)を2-0で破り、決勝でオリンピック48kg級5位のジルジズ・エシモワ(カザフスタン)にフォール勝ち。世界チャンピオンの実力を見せた。
55kg級の南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)はモンゴルと韓国の選手を連破したあと、決勝で昨年53kg級3位、オリンピック48kg級出場のビネシュ(インド)を8-4で下した。1月のヤリギン国際大会(ロシア)に続き、シニアの国際大会2大会目で2度目の優勝。
中国戦は接戦だったが、土性沙羅(東新住建)もしっかり勝つ
69kg級の土性は1回戦でオリンピック3位のエルミラ・シズジコワ(カザフスタン)に3-1で勝ったあと、準決勝で2014年アジア大会75kg級優勝、リオデジャネイロ69kg級出場のゾウ・フェン(周風=中国)に7-7の辛勝。しかし、決勝は地元のディブヤ・カクラン(インド)をフォールで下し、オリンピック女王の貫録を見せた。
各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)
◎女子
【48kg級】須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) 優勝=12選手出場
決 勝 ○[Tフォール、5:32=10-0]Kim, Son-Hyang (北朝鮮)
準決勝 ○[9-0]Ritu, Ritu(インド)
2回戦 ○[9-4]Sun, Yanan(孫亜楠=中国)
1回戦 ○[Tフォール、0:47=10-0]Yakhshimuratova, Dauletbike(ウズベキスタン)
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【53kg級】向田真優(至学館大) 優勝=12選手出場
決 勝 ○[フォール、3:46=10-0]Eshimova, Zhuldyz(カザフスタン)
準決勝 ○[2-0]Pang, Qianyu(潘坤宇=中国)
2回戦 ○[Tフォール、4:35=10-0]Jong, Myongsuk(北朝鮮)
1回戦 ○[不戦勝]Pamunuwe Parambegedara, Anusha Kumari Wijesinghe(スリランカ)
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【55kg級】南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) 優勝=10選手出場
決 勝 ○[8-4]Vinesh, Vinesh(インド)
準決勝 ○[Tフォール、3:23=10-0]Lee, Shinhye(韓国)
2回戦 ○[9-0]Erkhembayar, Davaachimeg(モンゴル)
1回戦 BYE
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【60kg級】川井梨紗子(ジャパンビバレッジ) 優勝=8選手出場
決 勝 ○[Tフォール、2:44=10-0]Malik, Sakshi(インド)
準決勝 ○[Tフォール、3]20=10-0]Baatarjav, Shoovdor(モンゴル)
1回戦 ○[Tフォール、2:27=10-0]Zhou, Zhangting(周張婷=中国)
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【69kg級】土性沙羅(東新住建) 優勝=8選手出場
決 勝 ○[フォール、4:15=8-0]Kakran, Divya(インド)
準決勝 ○[7-7]Zhou, Feng(周風=中国)
1回戦 ○[3-1]Syzdykova, Elmira(カザフスタン)