※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ニューデリーへ向けて出発した男子グレコローマン・チーム
グレコローマン・チームは、1~2月は沖縄合宿を含めて国内で鍛えるとともに、一部の選手は米国(学生の遠征)とキューバで国際大会に出場。3月にクロアチア~ハンガリーにかけて長期の遠征を行い、合宿と国際大会出場を経験。4月に再度国内で鍛え、前日まで東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿。同所から空港へ移動し、現地へ向かった。
松本慎吾監督(日体大教)は「今年初めての選手権大会になるので、1人でも多く金メダル、もしくはメダルの獲得を目指す。今年の世界選手権(8月、フランス)と来年のアジア大会(8月、インドネシア)につなげられるような結果と試合内容を残したい」と話した。
グレコローマンでは初のアジア選手権出場となる85kg級の松本篤史主将(警視庁警察学校)は「冬からこのアジア選手権に結果を残すためにいろいろな遠征をして強化をしてきた。その強化が正しかったことを、各選手が結果を出して証明したいと思います」と抱負を述べた。
7日のニューデリーは最高気温が32度で、日本の7月中旬頃の天候。水や食料事項は悪く、どの選手も体調維持に神経を使わねばならない。もっとも、どの国の選手も同じ条件であり、前回のニューデリー開催だった2013年(4月)は男子フリースタイルで銅2個、男子グレコローマンで銀1・銅2個、女子で金2・銀2・銅1個を取っている。
今回も金メダルを含めたメダル量産が期待される。女子は8日、男子フリースタイルは10日に出発する。(取材・撮影=矢吹建夫)
《大会日程》
5月10日(水) 男子グレコローマン66・75・80・98・130kg級
11日(木) 男子グレコローマン59・71・85kg級/女子63・75kg級
12日(金) 女子48・53・55・60・69kg級
13日(土) 女子58kg級/57・65・74・97kg級
14日(日) 男子フリースタイル61・70・86・125kg級
《男子グレコローマン日本選手団》 出発前のミーティング
【トレーナー】近敏成(ハンズコーポレーション)、【ドクター】中嶋耕平(国立スポーツ科学センター)
【選手】
▼59kg級 文田健一郎(日体大)
▼66kg級 高橋昭五(警視庁警察学校)
▼71kg級 泉 武志(一宮グループ)
▼75kg級 林 雷(日体大)
▼80kg級 前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職)
▼85kg級 松本篤史(警視庁警察学校)
▼98kg級 奈良勇太(日体大)
▼130kg級 園田 新(ALSOK)