2017.04.15

年末にロシア・チェボクサルで「女子ワールドカップ」開催か?

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

2015年3月にロシア・サンクトペテルブルグで行われた女子ワールドカップ。2年連続中止は避けたいところだが…。

 ロシア協会のホームページによると、同国協会のミハイル・マミアシビリ会長はロシアの「R-Sports」に対し、昨年に続いて開催されていない女子のワールドカップを、今年末にチェボクサル(モスクワから東に飛行機で約1時間20分)で検討していることを明らかにした。
 
 具体的な期日までは明記されていないが、11月21~26日にU-23世界選手権(ポーランド)、12月21~23日に天皇杯全日本選手権が予定されているので、実現しても日本からベストメンバーの派遣は厳しそうだ。
 
 2001年にスタートした同イベントは、昨年、引き受け国がなく開催されなかった。世界レスリング連盟(UWW)は2年連続の中止を避けるべく、今年3月の開催を目指してロシアに打診。日本から直行便もあるサハリン州ユジノサハリンスクでの開催が検討されたが、大会を運営するだけのスタッフが集まらずに断念。春に日本で開催できないかとのリクエストは、日本でのスケジュールや、その時期は米国が参加できないなどの理由で実現しなかった。
 
 ロシアは現在、ここ数年ロシア・オープン・カップを開催(昨年は12月9~10日)して大会運営のノウハウを持っているチェボクサルと交渉を進めているという。ロシアは2007年にクラスノヤルスクで、2015年にサンクトペテルブルグで、同イベントを開催している。