2017.04.14

レスリング4人目の「サリバン賞」ならず…米国史上最年少のオリンピック王者カイル・スナイダー

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

サリバン賞の受賞ならなかったカイル・スナイダー(米国)

 米国アマチュアスポーツ界で最も権威ある賞の「サリバン賞」の2016年受賞者が4月11日に発表され、リオデジャネイロ・オリンピックの男子フリースタイル97kg級で米国レスリング界で史上最年少の金メダリストとなったカイル・スナイダーは受賞ならなかった。

 受賞したのはバレーボール女子のローレン・カーリニで、バレーボール選手としては87年の歴史で初の受賞。

 スナイダーは「最終候補の7人に選ばれただけでも光栄なことだ。将来、再びこの場所に帰ってこられるように頑張りたい。ローレンは受賞にふさわしいアスリートであり、祝福したい」と話した。

 レスリング界から同賞を受賞したのは、1990年にオリンピック1回を含めて世界4連覇のジョン・スミス(男子フリースタイル62kg級=最終的にオリンピック2度を含めて世界6連覇)、1995年のブルース・バウムガードナー(同130kg級=オリンピック2度を含め世界5度優勝)、2000年のルーロン・ガートナー(男子グレコローマン130kg級=アレクサンダー・カレリンのオリンピック4連覇を阻止)の3選手。