2017.04.13

ブルガリアに30歳の会長誕生、バレンチン・ヨルダノフ氏は名誉会長へ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 ブルガリア協会に30歳の会長が誕生した。同国協会は1998年にオリンピック1回を含めて世界一に8度輝いたバレンチン・ヨルダノフ氏が38歳で就任。以後、19年間にわたって会長を務めてきたが、この度勇退。男子グレコローマン84kg級で2010年に世界選手権で優勝し、2012年ロンドン・オリンピック代表のフリスト・マリノフ氏が会長となった。

 マリノフ氏は1987年3月14日生まれで、現在30歳。ロンドン・オリンピック後も現役を続け、2013~15年の世界選手権にも出場したが、リオデジャネイロ・オリンピック出場はならなかった。

 今年1月に57歳になってヨルダノフ氏は名誉会長に就任するとともに、ブルガリア・オリンピック委員会の第1副会長は53人中49人の支持を受けて継続する。

 同氏は2013年2月に国際オリンピック委員会(IOC)理事会がオリンピック競技から除外する候補にレスリングを選んだ時、1996年アトランタ・オリンピックで獲得した金メダルをIOCに送り、抗議の意思を示した。