※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
戦列に復帰するオリンピックV2のロマン・ブラソフ(ロシア)
ロシアといえば“グレコローマン王国”だが、ワールドカップは若手の登竜門的な意味合いが強く、最近10年間での優勝は3回。2014年からは3年連続で他国の後塵を拝してきた。昨年はオリンピック前ということもあり、3番手、4番手の派遣で2位だった。
ゴギ・コクアシビリ監督は「今年は最強チームでイランに行き、(昨年優勝の)イランにリベンジする」とコメント。1ヶ月前に各階級2選手の派遣メンバーを決め、万全を期しているという。
メンバーは1月のイワン・ポッデュブニー国際大会(ロシア)の優勝者を中心とした選手。リオデジャネイロでオリンピックV2を果たした75kg級のロマン・ブラソフは、オリンピックのあと初の大会出場、同80kg級優勝のダビット・チャクベテーゼはイワン・ポッデュブニー国際大会優勝に続き参加となる。
参加国とロシアの各階級の代表は下記の通り。
《参加国》
イラン、ロシア、アゼルバイジャン、トルコ、ドイツ、ウクライナ、カザフスタン、ベラルーシ
◎ロシア代表
▼59kg級 Mingiyan Semenov =2014年世界選手権2位、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会優勝
Stepan Maryanyan =2015年欧州大会優勝、2016年ロシア選手権2位
▼66kg級 Artem Surkov =2015年欧州大会優勝、2016年ゴールデンGP決勝大会優勝
Alexey Kiyankin =2016年世界軍隊選手権優勝、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会優勝
▼71kg級 Abuyazidov Mantsigov =2016年ロシア選手権優勝、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会優勝
Yuri Denisov =2017年イワン・ポッデュブニー国際大会2位
▼75kg級 Roman Vlasov =2012年ロンドン・オリンピック74kg級優勝、2016年リオデジャネイロ・オリンピック優勝
Genghis Labazanov =2014年世界選手権71kg級優勝、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会優勝
▼80kg級 Ramadan Abacharaev =2016年ロシア選手権優勝、2016年世界選手権優勝
Adlan Akiev =2016年世界学生選手権3位、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会2位
▼85kg級 Davit Chakvetadze =2016年リオデジャネイロ・オリンピック優勝、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会優勝
Eugene Saleev =2015年欧州大会優勝、2016年世界軍隊選手権優勝
▼98kg級 Musa Eevloyev =2016年ゴールデンGP決勝大会優勝、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会2位
Maksim Safaryan =2017年イワン・ポッデュブニー国際大会3位
▼130kg級 Sergey Semenov =2016年リオデジャネイロ・オリンピック3位、2017年イワン・ポッデュブニー国際大会優勝
Boris Vainsteyn =2017年イワン・ポッデュブニー国際大会2位