※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界の主要メディアが報じたところによると、今月16~17日にイラン・ケルマンシャーで行われる男子フリースタイルのワールドカップに関し、イランが米国の入国を認めることになったという。
米国のトランプ大統領がイランを含むイスラム圏7ヶ国からの入国を禁止したことへの報復措置として、イランは米国人の入国拒否を決めていたが、米連邦地裁が3日に大統領令を一時差し止めたことにより、一転して入国を認めることになった。イランのザリフ外相がツイッターで明らかにした。
イランの中距離弾道ミサイルの発射実験をめぐって両国間の関係は悪化しているが、お互いに国技ともされるレスリングでは1990年代から友好関係が続いている。イラン国内で米国の出場を望む声が上がっており、レスリング協会は政府に米国代表の入国許可を求めていたという。