※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
53kg級を制した向田真優(至学館大=左)と吉村祥子監督=提供:Petr Pavlov
向田は初戦で世界ジュニア選手権51kg級優勝のクセニア・ネズゴボロワ(ロシア)を破るなど4試合に勝って決勝に進出。昨年のアジア選手権55kg級優勝で世界選手権55kg級3位のオトゴンチェチェグ・ダバアスク(モンゴル)に5-0で勝った。世界選手権55kg級に続く優勝。
南條は初戦の2回戦でロシア選手、3回戦と準決勝でモンゴル選手を撃破した後、決勝でサラ・ヒデルブラント(米国)をフォールで下した。前日の須崎優衣(48kg級)と同じく、シニアの国際大会初参加で初優勝を遂げた。
樋口は初戦で昨年の欧州選手権57kg級優勝のガジムラド・ラシドフ(ロシア)に1-3で敗れたものの、敗者復活戦を勝ち上がって3位決定戦へ。ブラト・バトエフ(ロシア)にテクニカルフォール勝ち。リオデジャネイロ・オリンピック後の初の国際大会でメダルを獲得した。
伊藤は初戦から2連勝のあと、準決勝で昨年の58kg級で伊調馨を破って優勝したオーコン・プレブドルジ(モンゴル)に黒星。しかし3位決定戦でロシア選手権5位の選手を破り、銅メダルを獲得。国際大会のメダル獲得を「7大会連続」とした。
初の国際大会となった75kg級の馬場菜津美(自衛隊)は2回戦で欧州選手権2位のアレナ・スタロデュブチェバ(ロシア)に敗れ、敗者復活戦も勝ち抜けずに7位に終わった。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【61kg級】樋口黎(日体大) 3位=39選手出場
3決戦 ○[Tフォール、4:04=10-0]Bulat BATOEV(ロシア)
敗復戦 ○[Tフォール、2:29=13-2]Bekhan GOIGEREEV(ロシア)
敗復戦 ○[Tフォール、1:52=10-0]Nyurgun SKRYABIN(ロシア)
敗復戦 ○[フォール、4=4:014-12]Cody BREWER(米国)
1回戦 ●[1-3]Gadzhimurad RASHIDOV(ロシア)
◎女子
【53kg級】向田真優(至学館大) 優勝=19選手出場
決 勝 ○[5-0]Otgontsetseg DAVAASUKH(モンゴル)
準決勝 ○[Tフォール、10-0]Otgonjargal GANBAATAR(モンゴル)
3回戦 ○[Tフォール、0:31=10-0]Tatyana NOVIK(ロシア)
2回戦 ○[8-0]Ekaterina POLESHCHUK(ロシア)
1回戦 ○[Tフォール、3:31=0-10]Ksenia NEZGOVOROVA(ロシア)
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【55kg級】南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) 優勝=21選手出場
決 勝 ○[フォール、4:17=7-0]Sarah HIDERBRANDT(米国)
準決勝 ○[フォール、5:49=8-2]Battsetseg ALTANTSETSEG(モンゴル)
3回戦 ○[Tフォール、5:04=10-0]Davaanchimeg ERKHEMBAYAR(モンゴル)
2回戦 ○[8-0]Anastasia YAKOVLEVA(ロシア)
1回戦 BYE
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【63kg級】伊藤彩香(東新住建) 3位=14選手出場
3決戦 ○[13-10]Anna SHERBAKOVA(ロシア)
準決勝 ●[Tフォール、2:47=0-10]Orkhon PUREVDORJ(モンゴル)
2回戦 ○[6-5]Valeria LAZINSKAYA(ロシア)
1回戦 ○[Tフォール、10-0]Valeria GONCHAROVA(カザフスタン)
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【75kg級】馬場菜津美(自衛隊) 7位=13選手出場
敗復戦 ●[Tフォール、0:40=0-10]Elena PEREPELKINA(ロシア)
2回戦 ●[7-13]Alena STARODUBTSEVA(ロシア)
1回戦 ○[4-3]Kristina SHUMOVA(ロシア)