※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
大会史上最多の391選手が参加した第16回全日本マスターズ選手権
全日本マスターズ選手権が1月22日、東京・青少年総合センターで391選手が参加して行われた。参加人数が昨年の329選手から62選手も増え、試合会場は参加者とその家族ら関係者で埋め尽くされた。
この大会は、「男子は35歳以上、女子は30歳以上の選手」のほか、社会人になってからレスリングを始めた「フレッシュマンの部」や格闘技の経験がない「ビギナーズの部」、60歳以上の「シルバーズの部」で構成され、自分にあった部にエントリーすることができる。
E(56~60歳)69kg級に出場した五位塚悟さん(山梨・山梨県協会)は3者リーグ戦を勝ち抜いて8年連続14度目の優勝を達成。昨年の世界ベテランズ選手権で初優勝した岡田英雅さん(東京・ワセダクラブ)はB(41~45歳)58kg級で7年連続優勝を飾った。
60歳以上のシルバーズでは、1984年ロサンゼルス・オリンピックのグレコローマン52kg級金メダリストの宮原厚次さん(埼玉・埼玉県協会)が出場。全日本マスターズ連盟の村本健二・事務局長(東京・フィギュアフォー)とフリースタイルで対戦し、圧勝した。
社会人になってからレスリングを始めたフレッシュマンの部には、お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰さん(炎の体育会TV)と、「ジャングルポケット」の太田博久さん(炎の体育会TV)が初参戦。A(30歳~45歳)76kg級の春日さんは初戦で敗れたが、A(30歳~45歳)58kg級の太田さんは見事に勝ち上がって初出場で初優勝を決めた。
開会式では10回出場の特別表彰として山﨑貴雄さん(東京・フィギュアフォークラブ)、還暦の表彰として二階堂賢治さん(宮城・政宗ク)、山岸善雄さん(石川・金沢市協会)、安田昭司さん(静岡・静岡ク)、鈴木光さん(東京・代々木ク)、古稀特別表彰として土方明郎さん(三重・三重県協会=表彰者は代理)がそれぞれ受賞した。(文・撮影=増渕由気子)
![]() 日本協会の福田富昭会長、栄和人強化本部長も出席した開会式 |
![]() 選手宣誓を務めたのは還暦表彰を受けた山岸善雄さん(石川・金沢市協会) |
![]() グレコローマンのオリンピック金メダリスト、宮原厚次さんがフリースタイルで圧勝 |
![]() 昨年の世界ベテランズ選手権優勝の岡田英雅さん(東京・ワセダクラブ)は7連覇 |
![]() お笑い芸人の太田さんが初出場で初優勝 |
![]() 最年長出場の杉田秀夫さん(80歳=体力づくり教室杉田道場) |