2016.12.23

【2016年全日本選手権・第2日/特集】健闘選手の声(男子グレコローマン)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(文=増渕由気子、布施鋼治、渋谷淳、岡野春希)


 ■男子グレコローマン75kg級・阪部創(自衛隊=世界選手権80kg級代表。決勝で屋比久翔平に敗れて2位)「決勝は前半の闘いは悪くなかったが、後半は課題だった終盤に動きが落ちるという悪いところが出て、ポイントを取られてしまった。自分からプレッシャーをかけて取りに行くのが自分のスタイル。来年は悪いところを早く直して優勝したい」


 ■男子グレコローマン85kg級・角雅人(自衛隊=2回戦で松本篤史に、国体に続く敗戦)「(松本選手とは)どっちも技がポンポン出るタイプではないので、押し合いになって取った方が勝つと思った。その通りの結果になりました。来年はけがをしない1年にしたい。練習を続けて次を目指します」


 ■男子グレコローマン85kg級・塩川貫太(日体大=元世界代表の天野雅之を倒して決勝進出も2位)「初めての決勝は楽しめました。負けたのは悔しいですが、大きい舞台で、みんなが見ているところで試合ができたのは自信になりました。松本(篤史)先輩とは毎日練習させてもらっています。練習では互角に闘えていると思っていましたが…。先輩はフリースタイルの全日本トップ選手ですので、横の動きにも対応でき、独特の雰囲気をものにする力がうまいなと思いました。経験を積んで、来年は世界選手権の代表になれるようなりたいです」


 ■男子グレコローマン98kg級・木下駿(自衛隊=決勝で奈良勇太に及ばず2位)「準決勝はどんどん前に出られたが、決勝ではプレッシャーをかける自分のスタイルを出せず、逆に向こうに先手を取られてしまった。来年は優勝します」