※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
インドの経済事情で延期された同国の第2回プロ・リーグ(賞金総額300万ドル=約3億4500万円)は、1月2日から19日に、全試合ニューデリーで行われることになった。
インドのプロ・リーグへの参戦が濃厚となったウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)
インド選手と外国選手の男女混合6チームが2ブロックに分かれて予選リーグを闘い、1・2位のチームが準決勝へ進出。勝者同士が決勝を闘い、計15試合行われる。
オークション(参加申請選手のスカウト)は今月の第2週に行われるが、現段階で参加が確定的な外国のリオデジャネイロ・オリンピック金メダリストとして、男子フリースタイル57kg級のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)、女子75kg級のエリカ・ウィーブ(カナダ)の名前が挙がっている。
そのほか、同オリンピックの女子48kg級銀メダリストのマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)、2015年世界選手権の女子60kg級優勝のオクサナ・ヘルヘル(ウクライナ)、同53kg級3位のオデュナヨ・アデクオロイェ(ナイジェリア)、同75kg級3位のバシリサ・マリザリウク(ベラルーシ、以上いずれもリオデジャネイロ代表選手)らが参戦予定という。
インドからは、2012年ロンドン大会の男子フリースタイル60kg級銅メダルのヨゲシャワー・ダット、リオデジャネイロ大会の女子58kg級銅メダルのサクシ・マリクらトップ選手が参加予定。
インドのメディアによると、カナダ3人目のオリンピック金メダリストとなったエリカ・ウィーブは、オリンピックで金メダルを取ったあと世界最大のプロレス団体のWWEから熱心な誘いを受けているというが、現在はインドのプロ・リーグにしか関心がなく、あらゆるスケジュールを空けて参加の準備をしているという。
「新しいスケジュールは、クリスマスを家族ですごせるので満足しています」とコメントし、十分に鋭気を養ってから参加するもよう。