※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
計量を終え、笑顔を見せた向田真優(至学館大)
女子55kg級の向田真優(至学館大)は、初戦の2回戦で今年2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)2位のサラ・アン・ヒルデブラント(米国)と対戦。同大会で熊野ゆづる(東京・安部学院高)が3-4で敗れた相手。勝つと、無名のブルガリア選手と世界ジュニア選手権3位のラモナ・ガラムボス(ハンガリー)の勝者と闘う。ガラムボスは1月のオリンピック・テスト大会58kg級で坂野結衣(日大)がフォール勝ちした選手。
エントリーしていた中国選手は不出場。最大のライバルと目される2014・15年世界選手権2位のイリナ・オロゴノワ(ロシア)は反対のブロックへ。
男子フリースタイル61kg級の有元伸悟(近大職)は初戦の2回戦で2015年世界選手権57kg級25位のジョゼフ・モルナール(ハンガリー)と対戦。勝つと3回戦で2年連続アジア選手権2位のイラン選手との対戦が濃厚。
有元伸悟(近大職)は余裕のガッツポーズ
■女子55kg級・向田真優(至学館大)の話「初めての世界選手権で緊張はしています。これまでに一番の緊張かもしれませんが、優勝を目指して頑張るだけです。やるべきことは変わらないはずです。会場の雰囲気にのまれずに力を出したい。(寒い地だが)かぜをひくこともなく、調整はうまくできました」
■男子フリースタイル61kg級・有元伸悟(近大職)の話「減量がきついわけではないし、順調に仕上がった。練習での動きも悪くない。今から明日に向けて、さらに仕上げていき、いいパフォーマンスができるように調整したい。これまでの大会と比べて特別に緊張していることもない。楽しみの方が大きい」
■男子グレコローマン71kg級・梅野貴裕(愛媛県協会)の話「減量は問題なくこなせました。(コンディショニングは)コーチ陣からすごく気をつかっていただき、助かりました。試合がしたくて、わくわくしています。(ロシアと初戦となることが分かり)楽しみでしょうがないです」
![]() 「試合が待ち遠しい」と言う梅野貴裕(愛媛県協会) |
![]() 世界選手権が行われる会場 |
◎女子
【55kg級】向田真優(至学館大) 17選手出場
2回戦 Sarah ann HILDEBRANDT (米国)=クリッパン女子国際大会2位
1回戦 BYE
※勝つと、Elena petrovna YAKIMCHUK(ブルガリア)と世界ジュニア選手権3位のRamona GALAMBOS(ハンガリー)の勝者と対戦
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◎男子フリースタイル
【61kg級】有元伸悟(近大職) 22選手出場
2回戦 Jozsef MOLNAR(ハンガリー)=2015年世界選手権57kg級出場
1回戦 BYE
※勝つと、2015・16年アジア選手権2位のBehnam eshagh EHSANPOOR(イラン)と2015年世界選手権9位のValodya FRANGULYAN(アルメニア)の勝者と対戦。
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◎男子グレコローマン
【71kg級】梅野貴裕(愛媛県協会) 29選手出場
2回戦 Adam KURAK(ロシア)=2015年世界選手権3位
1回戦 BYE
※勝つと、欧州チャンピオンのVarsham BORANYAN(アルメニア)、アジア選手権優勝のAfshin nemat BYABANGARD(イラン)らのブロックの勝ち上がり選手と対戦。