2016.12.04

福岡大が中京学院大を破って2季連続26度目の優勝!…西日本秋季リーグ戦最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 西日本学生秋季リーグ戦最終日は12月4日、大阪・堺市金岡公園体育館で行われ、一部リーグは春季優勝の福岡大学が予選A組を1位で通過し、優勝決定戦は春季と同じ対戦となったB組1位の中京学院大を4-3で破って優勝。2季連続26度目の優勝を決めた。

 福岡大は予選リーグで昨年の秋季リーグを制した同志社大との一戦が最初のヤマ場だったが、5-2と快勝。その後の2試合にも勝って1位へ。優勝決定戦は先に3勝を挙げたが、中京学院大の粘りにより3-3へ。

 最後の86kg級に出場した花山尚生主将が投げ技やバック投げを炸裂させ、廣瀬章吾(中京学院大)をテクニカルフォールで破って4勝目。福岡大の優勝を決めた。花山は春に続いて八田杯(最終優選手賞)を受賞した。

 年間を通してのMVP(岩野杯)には、福岡大の70kg級で活躍した玉岡拓海が受賞した。

 中京学院大は3季連続で優勝決定戦で敗れた。だが、春は全体的に力負けしたが、今回は先に3勝を挙げられてから追いつくガッツを見せ、成長した姿を見せた。3位は立命館大、4位には予選B組で中京学院大を追い詰めた徳山大が入った。

 春季に二部リーグで優勝し、一部昇格した関大は予選リーグ戦全敗。近大との7・8位決定戦にも敗れてしまい、二部降格が決まった。

 二部リーグは、九州共立大が5戦全勝で勝ち抜いて優勝。来季は二季ぶりの一部リーグ復帰が決まった。2位は関学大、3位は桃山学院大で、1位以外は春季リーグ戦と同じ順位だった。

 各試合結果は下記の通り。

(文・撮影=増渕由気子)


《星取表・内訳成績・個人賞》

一・二部星取表 / 一部リーグ・内訳成績 / 二部リーグ・内訳成績 / 順位表・個人賞


《個人賞》

【八田杯(一部最優秀選手)】花山尚生(福岡大)、【松井杯(一部敢闘賞)】仁木陽介(中京学院大)、【小田原杯(二部最優秀選手)】代谷悠人(九州共立大)、【井川杯(二部敢闘賞)】末永渓太朗(関学大)、【岩野杯(年間功労賞)】玉岡拓海(福岡大)


 ◎一部リーグ

 【ファイナル】

 ▼決勝
福岡大○[4-3]●中京学院大

※福岡大は2季連続26度目の優勝

 ▼3位決定戦
立命館大○[5-2]●徳山大

 ▼5・6位決定戦
同志社大○[5-2]●日本文理大

 ▼7・8位決定戦
近大○[4-3]●関大

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 【A組予選】=小文字は第1日結果

 ▼1回戦
福岡大○[6-1]●関大、立命館大○[2-5]●同志社大

 ▼2回戦
福岡大○[5-2]●立命館大、同志社大○[5-2]●関大

 ▼3回戦
立命館大○[4-3]●関大、福岡大○[5-2]●同志社大

 《順位》[1]福岡大 3勝、[2]立命館大 2勝1敗、[3]同志社大 1勝2敗、[4]関大3敗

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 【B組予選】=小文字は第1日結果

 ▼1回戦
中京学院大○[6-1]●日本文理大、徳山大○[4-3]●近大

 ▼2回戦
中京学院大○[5-2]●近大、徳山大○[5-2]●日本文理大

 ▼3回戦
日本文理大○[5-2]●近大、中京学院大○[4-3]●徳山大

 《順位》[1]中京学院大 3勝、[2]徳山大 2勝1敗、[3]日本文理大 2勝1敗、[4]近大 3敗


 ◎二部リーグ =小文字は第1日結果

 ▼1回戦
九州共立大○[7-0]●天理大、関学大○[6-1]●帝塚山大、桃山学院大○[6-1]●大体大

 ▼2回戦
関学大○[7-0]●天理大、九州共立大○[5-2]●桃山学院大、帝塚山大○[5-2]●大体大

 ▼3回戦
桃山学院大○[5-2]●天理大、九州共立大○[5-2]●帝塚山大、関学大○[7-0]●大体大

 ▼4回戦
帝塚山大○[6-1]●天理大、九州共立大○[7-0]●大体大、関学大○[6-1]●桃山学院大

 ▼5回戦
天理大○[5-2]●大体大、桃山学院大○[4-3]●帝塚山大、九州共立大○[5-2]●関学大

 《順位》[1]九州共立大 5勝、[2]関学大 4勝1敗、[3]桃山学院大 3勝2敗、[4]帝塚山大 2勝3敗、[5]天理大 1勝4敗、[6]大体大 5敗

※九州共立大は来季の一部昇格が決定