2016.11.13

山梨学院大が通算3階級を制して2年連続5度目の優勝…全日本大学選手権・最終日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 内閣総理大臣杯全日本大学選手権最終日は11月13日、愛媛・宇和島市総合体育館で3階級が行われ、山梨学院大の藤波勇飛が70kg級を、木下貴輪が74kg級を制覇。初日と合わせて3階級で優勝し、58点をマークして2年連続5度目の優勝を遂げた。

 山梨学院大は5月の東日本学生リーグ戦も優勝しており、2年連続でフリースタイルの団体戦2大会を制した。2年連続で2大会を勝ったのは、1993・94年の日体大以来のこと。前日、山梨学院大と同点1位だった拓大は43点で2位に終わった。

 藤波は初戦の2回戦で全日本選抜選手権優勝の多胡島伸佳(早大)を7-0で撃破。その後の試合でもポイントを許さず、無失点で5試合を快勝。昨年の65kg級に続いて2年連続優勝を達成し、8月の全日本学生選手権に続いて学生二冠を制覇した。

 木下も準決勝で全日本選抜選手権優勝の奥井眞生(国士舘大)に勝利。決勝は昨年の70kg決勝の相手の松尾侑亮(専大)と対戦して5-0で下し、藤波と同じく2階級にわたって2年連続優勝を達成した。

 65kg級は全日本学生選手権優勝の米澤圭(早大)が、準決勝で昨年の全日本選手権61kg級優勝の乙黒圭祐(山梨学院大)、決勝で2年前の覇者の高谷大地(拓大)を破るなど5試合を勝ち抜き、学生二冠王を達成した。

 大学対抗得点の3位は39.5点の専大、4位は35.5位の日体大。最優秀選手賞は4連覇を達成した125kg級のボルチン・オレッグが受賞した。

 各階級の成績は下記の通り。

全日本学生選手権に続く優勝の65kg級・米澤圭(早大)

2連覇と今季の学生二冠を達成した70kg級の藤波勇飛(山梨学院大)


《一覧表・トーナメント表》

1~8位一覧表57kg61kg65kg70kg74kg86kg97kg125kg

大学別得点一覧表


 《大学対抗得点》
[1]山梨学院大 58点、[2]拓大 43点、[3]専大 39.5点、[4]日体大 35.5点、[5]早大 34.5点、[6]国士舘大 26.5点、[7]青山学院大 22点、[8]明大 18.5点

 《個人賞》
【最優秀選手賞】ボルチン・オレッグ(山梨学院大=125kg級)


 【65kg級】=24選手出場

 ▼決勝
米澤圭(早大)○[フォール、1:33=4-0]●高谷大地(拓大)

 ▼3位決定戦
木佐貫斎貴(徳山大)○[7-6]●乙黒圭祐(山梨学院大)    
中田陽(日体大)○[9-2]●田口大輔(九州共立大)

 《7位以下順位》[7]曽根川侑(中大)、[8]工藤瞬(大東大)

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 【70kg級】=26選手出場

 ▼決勝
藤波勇飛(山梨学院大)○[フォール、0:29=4-0]●寺田靖也(明大)

 ▼3位決定戦
多胡島伸佳(早大)○[9-4]●坂本侑之(拓大)    
玉岡拓海(福岡大)○[2-2]●木村優太(専大)

 《7位以下順位》[7]伊藤真也(国士舘大)、[8]小林俊瑛(中大)

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 【74kg級】=26選手出場

 ▼決勝
木下貴輪(山梨学院大)○[5-0]●松尾侑亮(専大)

 ▼3位決定戦
奥井眞生(国士舘大)○[Tフォール、2:34=10-0]●茶圓要(関学大)    
伊藤駿(早大)○[Tフォール、1:50=10-0]●阿部侑太(日体大)

 《7位以下順位》[7]澤田翔人(青山学院大)、[8]川畑孔明(東洋大)