【リオデジャネイロ・レビュー（19）】国別メダル獲得数

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　リオデジャネイロ・オリンピックのスタイル別の国別メダル獲得数は下記の通り（金メダル数基準）。日本は男子グレコローマンで６位、男子フリースタイルで７位、女子で１位。３スタイルの総合では、ロシアと日本がともに金メダル４個、銀メダル３個で、銅メダルの数によって、日本は２位だった。

　３スタイルすべてでメダルを取ったのは、ロシア、日本、アゼルバイジャン、ベラルーシの４ヶ国。日本は２大会連続で３スタイルでメダルを獲得した。

　３スタイルの金メダルの地域別分布は、（１）東欧 ７個、（２）アジア ５個、（３）パンアメリカン ５個、（４）西欧 １ 個。メダルの地域別分布は、（１）東欧32個、（２）アジア22個、（３）西欧 ７個、（４）パンアメリカン ６個、（５）北欧 ４個、（５）アフリカ１ 個。

　３年前のオリンピック競技からの除外騒動の時は、「国際オリンピック委員会（IOC）委員の多い西欧でメダルが少なく、盛んでない」という理由もあったようだが、東欧との格差はまだ歴然としている結果が出た。奮起が東欧とアジア以外の地域での奮起が望まれる。