2016.09.23

モンゴル・コーチに3年間の資格停止処分、選手への処分はなし…リオデジャネイロでの”パンツ抗議”

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 世界レスリング連盟(UWW)は9月22日、公式ツイッターで、リオデジャネイロ・オリンピックのマット上で服を脱いで判定に抗議したモンゴルのコーチ2人に対して3年間の資格停止処分、モンゴル協会に5万スイスフラン(約515万円)の罰金を科すことを発表した。選手の出場禁止などの処分はない。

 問題の試合は、男子フリースタイル65kg級の3位決定戦。モンゴルのマンダフナラン・ガンゾリグが終了間際に逃げ回って勝ったかに思えたが、コーションの1点が科せられ、このポイントで相手(ウズベキスタン選手)の勝ちとなった。この判定に対し、セコンドのツェレンバータル・ツォグバヤルが上半身裸となり、バイヤンバレンチン・バヤラがパンツ姿になって猛抗議した。

 その後の世界ジュニア選手権(フランス)と世界カデット選手権(ジョージア)にモンゴルは参加しておらず、「出場停止の処分が下ったのでは?」とのうわさがあったが、UWWは何も発表していなかった。