2016.09.19

基山仁太郎(三重・いなべ総合学園高)が銅メダル…世界カデット選手権・最終日(男子フリースタイル)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 世界カデット選手権最終日は9月18日、ジョージア・トビリシで男子フリースタイル5階級が行われ、63kg級の基山仁太郎(三重・いなべ総合学園高)が銅メダルを獲得。46kg級の田中開偉(和歌山・和歌山北高)と76kg級の山田修太郎(秋田・秋田商高)が5位に入賞した。
 
 基山は初戦の2回戦からインド、ロシアの選手を連破したが、準決勝で昨年の58kg級決勝の相手のジョン・ミカエル・ディアコミハリス(米国)に黒星。しかし、3位決定戦でウラン・トレゲン(カザフスタン)を9-2で破り、銅メダルを手にした。昨年の銀メダルに続く国際大会のメダル獲得。
 
 田中は2回戦でイラン選手を破るなど3連勝したあと、準決勝のインド選手との試合中に負傷して途中棄権。3位決定戦も棄権し5位となった。
 
 山田は1回戦から3連勝のあと、準決勝でカミル・アブデュルザマロフ(ロシア)に7-7の内容差で惜敗。3位決定戦もトラビス・ウィットレーク(米国)に4-5で敗れ、メダルを逃した。
 
 54kg級の谷口日向(千葉・日体大柏高)は3回戦で敗れ、100kg級 山本壮汰(静岡・飛龍高)は初戦黒星。ともに敗者復活戦に回れなかった。
 
 男子フリースタイルはこの日の銅メダル1個に終わり、「金1・銀1・銅1」の昨年を下回ったが、国別対抗得点は42点をマークし、昨年の6位を上回る5位だった。優勝は69点のロシア、2位は67点の米国、3位は47点のアゼルバイジャンだった。
 
 

 ◎男子フリースタイル

 【46kg級】田中開偉(和歌山・和歌山北高)   5位=20選手出場
3決戦  ●[不戦敗]Marcell BUDAI KOVACS(ハンガリー)
準決勝 ●[負傷棄権、2:12=0-6]Swapnil Bhimrao SHELAR(インド)
3回戦  ○[5-3]Rustambek JURAEV(ウズベキスタン)
2回戦  ○[9-6]Amirhossein Hadi KHODABAKHSHIPARIJAN(イラン)
1回戦  ○[Tフォール、3:32=10-0]Arturs KARABANS(ラトビア)

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 【54kg級】谷口日向(千葉・日体大柏高)   7位=22選手出場

3回戦 ●[フォール、2:39=0-12]Abzal OKENOV(カザフスタン)
2回戦 ○[1-0]Turan BAYRAMOV(アゼルバイジャン)
1回戦 ○[4-2]Tolga AKYUZ(トルコ)

※敗者復活戦に回れず

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 【63kg級】基山仁太郎(三重・いなべ総合学園高)    3位=21選手出場
3決戦  ○[9-2]Ulan TOLEGEN(カザフスタン)
準決勝 ●[3-9]John Michael DIAKOMIHALIS(米国)
3回戦  ○[6-3]Muslim SAIDULAEV(ロシア)
2回戦  ○[6-0]Karan KARAN(インド)
1回戦   BYE

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 【76kg級】山田修太郎(秋田・秋田商高)   5位=24選手出場
3決戦  ●[4-5]Travis Jeremiah WITTLAKE JR(米国)
準決勝 ●[7-7]Kamil ABDULZHAMALOV(ロシア)
3回戦  ○[11-4]Johannes Martin DEML(ドイツ)
2回戦  ○[10-2]Naveen NAVEEN(インド)
1回戦  ○[Tフォール、2:00=12-2]Zsolt Richard HORVATH(ハンガリー)

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 【100kg級】山本壮汰(静岡・飛龍高)   15位=16選手出場
1回戦 ●[3-9]Askhab HAMZATOV(アゼルバイジャン)

※敗者復活戦に回れず

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 《国別対抗得点》
 
[1]ロシア 69点、[2]米国 67点、[3]アゼルバイジャン 47点(金1・銀1)、[4]ジョージア 47点(金1・銀0)、[5]日本 42点、[6]インド 39点、