※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
オリンピック最終予選でハミド・スーリヤン(左=ロンドン王者)がリオデジャネイロ出場を決め、目を真っ赤にして喜ぶモハマド・バナ監督=撮影・池田安佑美
イランの男子グレコローマンは、バナ監督が率いた2012年ロンドン・オリンピックで3階級を制覇する強さを見せた。しかし、ハサン・ババク監督が引き継いだあと、2013・14年の世界選手権は1階級ずつの優勝。昨年の世界選手権(米国)は優勝がなく(銀1・銅2)、国別対抗得点は4位と低迷した。
世界選手権の直後にババク監督が更迭され、バナ監督が復帰して期待されたが、リオデジャネイロ・オリンピックは75kg級のサエイド・モウラド・アブドバリと98kg級のガセム・レゼエイの銅メダル2個に終わった。
就任期間が短かったので「更迭」という意味ではないようだが、新体制で東京オリンピックを目指すもよう。後任は明らかにされていない。