※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
圧勝で大会3連覇を飾った須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)
須崎は2014年の43kg級、昨年の46kg級に続いて3年連続優勝。1~3回戦をいずれも第1ピリオドの1分以内にテクニカルフォール、またはフォールで勝ち、準決勝もメイセイ・エレン・キルティ(米国)にフォール勝ち。決勝は昨年3位のマリア・チュメレコワ(ロシア)に1分57秒でテクニカルフォールで勝ち、5試合で1点も与えない完勝だった。
2014・15年の大会も全試合を無失点のフォールかテクニカルフォールで勝っている。この大会の3連覇は2013年に65kg級で古市雅子(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高=現日大)、2014年49kg級の加賀田葵夏(東京・文化学園大杉並高=現青山学院大)が達成しており、3人目の快挙となった。
植野も4試合を無失点のテクニカルフォールで勝っての優勝。決勝は欧州カデット選手権優勝のダリア・クボストワ(ロシア)を相手に第1ピリオドでけりをつけた。2014年アジア・カデット選手権優勝に続く国際大会優勝。
澤は初戦の2回戦から2試合を勝ち抜き、準決勝で欧州カデット選手権60kg級優勝のベラルーシ選手を7-6で撃破。決勝は欧州ジュニア選手権55kg級優勝のアナスタシア・ニチタ(モルドバ)を6-2で下した。初の国際大会優勝。
森川は初戦の2回戦から準決勝までの3試合をテクニカルフォール勝ち2試合を含めて無失点で勝ち上がったが、決勝は2015年のチャンピオンで今年の欧州ジュニア選手権67kg級優勝のカヌム・ベリエワ(ロシア)に2-4で敗れた。
38kg級は出場していない。このため、第1日終了時点での国別対抗得点は、ロシアの42点に3点差をつけられて2位となっている。
各選手の成績は下記のとおり。
![]() 43kg級の植野麻奈美 |
![]() 49kg級・須崎優衣 |
![]() 56kg級・澤葉菜子 |
◎女子
【38kg級】=派遣なし(10選手出場)
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【43kg級】植野麻奈美(京都・網野高) 優勝=13選手出場
決 勝 ○[Tフォール、2:44=10-0]Daria KHVOSTOVA(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、1:50=10-0]Aynur JAMALOVA(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[Tフォール、1:56=10-0]Ana Maria TORRES RUBIO(スペイン)
1回戦 ○[Tフォール、0:45=10-0]Nastassia KURYSHTA(ベラルーシ)
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【49kg級】須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) 優勝=21選手
決 勝 ○[Tフォール、10-0]Mariia TIUMEREKOVA(ロシア)
準決勝 ○[フォール、3:24=8-0]Macey Ellen KILTY(米国)
3回戦 ○[フォール、0:34=5-0]Yuliya ZHAUNERYK(ベラルーシ)
2回戦 ○[Tフォール、0:51=10-0]Denisa Iuliana FODOR(ルーマニア)
1回戦 ○[Tフォール、0:46=10-0]Zhala ALIYEVA(アゼルバイジャン)
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【56kg級】澤葉菜子(愛知・至学館高) 優勝=21選手出場
決 勝 ○[6-2]Anastasia NICHITA(モルドバ)
準決勝 ○[7-6]Krystsina SAZYKINA(ベラルーシ)
3回戦 ○[フォール、1:53=15-4]Yekaterina FIRSTOVA(カザフスタン)
2回戦 ○[Tフォール、0:21=10-0]Oksana CHUDYK(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【65kg級】森川美和(東京・安部学院高) 2位=18選手出場
決 勝 ●[2-4]Khanum VELIEVA(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、1:17=10-0]Aukse RUTKAUSKAITE(リトアニア)
3回戦 ○[4-0]Meerim ZHUMANAZAROVA(キルギス)
2回戦 ○[Tフォール、2:59=8-0]Asli Hasan DEMIR(トルコ)
1回戦 BYE