※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
地元の選手にフォール勝ちした63kg級の安楽龍馬(山梨・韮崎工高)だが、メダルには手が届かず
稲葉は初戦でアジア・カデット選手権3位のカザフスタン選手、2回戦で同3位のビジェイ(インド)を撃破。しかし、準決勝でロシア選手に敗れ、3位決定戦でもトルコ選手に及ばなかった。
安楽は3回戦で欧州カデット選手権3位の地元のケリム・マチャリカシビリ(ジョージア)をフォールで破るなど、3連勝で準決勝へ進んだが、イラン選手に2-3で惜敗。3位決定戦でもアルメニア選手に3-5で敗れた。
仲里は初戦の2回戦で昨年のパンアメリカン・カデット選手権を制したコフルトン・シュルツ(米国)を破り、3回戦でもベラルーシの選手を連破。3回戦でもベラルーシ選手を破ったが、準決勝でイラン選手、3位決定戦でトルコ選手に敗れ、メダルに手が届かなかった。
男子グレコローマンの最重量級は、これまで2013年の山本泰輝(静岡・飛龍高=現拓大)の8位が最高で、それを上回った。
54kg級の松井謙(岐阜・中京高)と58kg級の大城達人(沖縄・北部農林高)は、ともに初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)
![]() 1、2回戦を順調に勝ち上がった50kg級の稲葉海人(山梨・韮崎工高)もメダルを逃す |
![]() 男子グレコローマン最重量級で日本選手として初めて5位入賞を果たした100kg級の仲里優力(沖縄・北部農林高) |
◎男子グレコローマン
【50kg級】稲葉海人(山梨・韮崎工高) 5位=16選手
3決戦 ●[Tフォール、1:47=0-8]Abdullah TOPRAK(トルコ)
準決勝 ●[フォール、2:44=0-8]Anzor KARAGULOV(ロシア)
2回戦 ○[10-9]Vijay VIJAY(インド)
1回戦 ○[Tフォール、1:30=9-0]Yerassyl NURBOSSYNOV(カザフスタン)
---------------------------------
【54kg級】松井謙(岐阜・中京高) 12位=20選手出場
2回戦 ●[2-3]Krisztian Istvan VANCZA(ハンガリー)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
---------------------------------
【58kg級】大城達人(沖縄・北部農林高) 15位=25選手出場
1回戦 ●[3-4]Anton Samuel ROSEN(スウェーデン)
※敗者復活戦へ回れず
---------------------------------
【63kg級】安楽龍馬(山梨・韮崎工高) 5位=23選手出場
3決戦 ●[3-5]Hrachya POGHOSYAN(アルメニア)
準決勝 ●[2-3]Yousef Hajiali HOSSEINVAND FATHI(イラン)
3回戦 ○[フォール、3:32=8-2]Kerim MACHALIKASHVILI(ジョージア)
2回戦 ○[9-4]Peyton Louis OMANIA(米国)
1回戦 ○[3-0]Jegor JAKOVLEV(エストニア)
---------------------------------
【100kg級】仲里優力(沖縄・北部農林高) 5位=21選手出場
3決戦 ●[Tフォール、2:32=0-8]Davut Selim OLCAN(トルコ)
準決勝 ●[2-0]Vahid DADKHAH GHASEM ABADI(イラン)
3回戦 ○[2-2]Pavel ATAMANAU(ベラルーシ)
2回戦 ○[4-2]Cohlton Michael SCHULTZ(米国)
1回戦 BYE