2016.09.13

【リオデジャネイロ・レビュー(7)】女子48kg級メダリスト/表彰写真・略歴・決勝VTR

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。


【金メダル】登坂絵莉(日本)
 
 1993年8月30日生まれ、22歳(大会時)。2011年アジア・ジュニア選手権優勝、2012年アジア選手権3位を経て、2012年世界選手権で2位。その後、3年連続で世界一へ。 その間、2014年アジア大会でも優勝。今年2月のアジア選手権で不覚を喫して3位となったが、オリンピックで4年連続世界一を達成した。

 登坂絵莉の話「(決勝の相手のスタドニクは)本当に強くて、このまま負けちゃうのかな、と思った。(逆転勝ちのシーンは)最後はどうやって入ったか覚えていない。オリンピックは世界選手権と全然違う。東京大会で連覇したい。今回初めてオリンピックのすごさを知った。東京は、もっとすごいと思う。そこに私が出たいと思いました」

《優勝までの試合結果》
決  勝 ○[3-2]Mariya Stadnik(アゼルバイジャン)
準決勝 ○[8-3]Sun Yanan(孫亜楠=中国)
3回戦  ○[11-2]Haley Ruth Augello(米国)  
2回戦  ○[6-0]Zhuldyz Eshimova(カザフスタン)
1回戦  BYE

【銀メダル】Stadnik, Mariya(マリア・スタドニク=アゼルバイジャン)

 1988年6月3日生まれ、28歳。元ウクライナ国籍で、2005年世界ジュニア選手権44kg級優勝。2007年からアゼルバイジャン国籍へ。48kg級で2008・09年欧州選手権優勝、2008年北京オリンピック3位を経て2009年世界選手権優勝。その後は、小原日登美、登坂絵莉の壁に阻まれ、世界一に手が届かなかった。


【銅メダル】Sun, Yanan(スン・ヤナン、孫亜楠=中国)

 1992年9月15日生まれ、23歳。2010年にアジアと世界のジュニア選手権51kg級で優勝。2012年世界選手権51kg級2位を経て、2013年世界選手権で優勝。階級区分変更で48kg級へ。2014年アジア大会2位を経て、今年2月のアジア選手権で登坂絵莉を破って優勝。オリンピックでは登坂にリベンジされた。


【銅メダル】Yankova, Elitsa(エリツァ・ヤンコバ=ブルガリア)

 1994年9月18日生まれ、21歳。カデット時代に国際舞台へ登場、当初はさほどの成績ではなかったが、2013年世界ジュニア選手権で優勝。2015年欧州大会2位など実力を伸ばした。今年は欧州選手権3位のあと、オリンピック欧州予選で優勝し、リオデジャネイロのマットへ。


《決勝VTR》登坂絵莉(日本)○[3-2]Mariya Stadnik(アゼルバイジャン)

※国際オリンピック委員会(IOC)の要望により、本ホームページに貼り付けることはできません。下記のYou tubeサイトにアクセスしてください。

https://www.youtube.com/watch?v=YgQbBRsRyO4