※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

世界の加盟国が参加して行われたUWW総会=提供・UWW
世界レスリング連盟(UWW)は9月4日、世界ジュニア選手権を開催しているフランス・マコンで総会を開催。新理事を決めたほか、試合を2日にわたって実施する提案などがなされた。
試合の「2日間開催案」は、ネナド・ラロビッチ会長が以前から「1日で決勝までをやると、決勝では選手の疲労が激しく、試合の質が落ちている」として提唱していた。この会議で同会長が提案した。
決定には至らなかったが、2020年東京オリンピックへ向けて、細部の調整をしながら実現したいとしている。
理事選挙では、20年以上にわたって理事を務めたアーメット・アイク氏(78=トルコ、1968年メキシコ・オリンピック金メダリスト)が勇退を表明。同氏の枠を含めて6年任期が切れる6枠の選挙が行われた。
第1回の投票で、ナミグ・アリエフ(75歳=アゼルバイジャン)、ミカエル・デュソン(69=フランス)、カール・マーティン・ディットマン(62=ドイツ)、ロディカ・ヤクシ(60=トルコ)、セオドア・ハマコス(59=ギリシャ)の5人が過半数の票(59票以上)を獲得し、いずれも再任が決定。
第2回目の投票では、イラン・レスリング協会のラスール・ハデム会長(1996年アトランタ・オリンピック金メダリスト)が76票を獲得し、新理事に選ばれた。
トルコ・イスタンブールにUWWの第2のオフィスを置き、非オリンピック・スタイルのレスリングを管轄していくことも発表された。
【会長】
Mr LALOVIC Nenad(セルビア)
【副会長】
Mr DZIEDZIC Stan(米国)
Mr MAMIASHVILI Mikhail(ロシア)
Mr RUZIEV Akhroldjan(ウズベキスタン)
Mrs YARIGUINA Natalia(ロシア)
【事務総長】
Mr DUSSON Michel(フランス)
【理事】
Mr AL SHAHRANI Zamel Sayyaf(カタール)
Mr ALIYEV Namig(アゼルバイジャン)
Mr DITTMANN Karl-Martin(ドイツ)
Mr GAMA FILHO Pedro(ブラジル)
Mr HAMAKOS Theodoros(ギリシャ)
Mr KIM Ik-Jong(韓国)
Mr MESKOUT Fouad(モロッコ)=アフリカ連盟会長による理事を兼ねる
Mrs PELLICONE Marina(イタリア)
富山英明(日本)
Mr TURLYKHANOV Daulet(カザフスタン)
Mr TZENOV Tzeno(ブルガリア)=欧州連盟会長による理事を兼ねる
Mrs YAKSI Rodica Maria(トルコ)
【大陸連盟会長による理事】
Dr KIM Chang-Kew(韓国)=アジア連盟会長
Mr LEE LOPEZ Francisco Eduardo(グアテマラ)=パンアメリカン連盟会長
Mr TARKONG John Jr (パラオ)=オセアニア連盟会長
【選手委員会選出理事】