※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界ジュニア選手権最終日は9月3日、フランス・マコンで男子フリースタイル4階級が行われ、66kg級の藤波勇飛(山梨学院大)が銅メダルを獲得した。昨年の銀メダルに続くメダル獲得。同じく3位決定戦に進んだ田代拓海(福岡大)は敗れて5位。
藤波は1回戦で昨年5位のエネス・ウスル(トルコ)に黒星。しかし敗者復活戦2試合をテクニカルフォールで勝ち抜いて3位決定戦へ。アジア・ジュニア選手権2位のビカス・ビカス(インド)をフォールで下した。
田代は初戦の2回戦でフランス選手を、3回戦でキルギス選手を撃破。しかし準決勝でアフガン・カミル・カシャロフ(アゼルバイジャン)に敗れ、3位決定戦はアジア・ジュニア選手権優勝のグロミョン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)に8-10で敗れ、メダルを逃した。
84kg級の内藤由良(国士舘大)は初戦の2回戦を勝ったあと、3回戦と敗者復活戦で連敗。120kg級の宮原将裕(大東大)は初戦の2回戦と敗者復活戦を連敗し、ともに上位進出ならなかった。
男子フリースタイルはこの日の銅メダル1個で終了。3年連続でメダルを獲得した。国別対抗得点は7位で、昨年の9位より順位を上げた。優勝は2階級優勝のロシアで、2位はアゼルバイジャン、3位はトルコ。
各選手の成績は下記の通り。(写真は銅メダルの藤波勇飛=チーム提供)
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◎男子フリースタイル
【55kg級】田代拓海(福岡大) 5位=20選手出場
3決戦 ●[8-10]Gulomjon Abdullaev(ウズベキスタン)
準決勝 ●[Tフォール、4:39=1-11]Afgan Khashalov(アゼルバイジャン)
3回戦 ○[7-2]Zhainak Turgunbaev(キルギス)
2回戦 ○[Tフォール、3:27=18-7]Jean-Baptiste Miserere(フランス)
1回戦 BYE
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【66kg級】藤波勇飛(山梨学院大) 3位=30選手出場
3決戦 ○[フォール、1:22=8-0]Vikas Vikas(インド)
敗復2 ○[Tフォール、3:45=12-1]Ilyas Zhumay(カザフスタン)
敗復1 ○[Tフォール、1:25=10-0]Sorbon Abdulkhaev(タジギスタン)
1回戦 ●[5-7]Enes Vahit Uslu(トルコ)
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【84kg級】内藤由良(国士舘大) 12位=25選手出場
敗復戦 ●[Tフォール、3:56=3-14]Majid Muratov(ウズベキスタン)
3回戦 ●[Tフォール、1:23=0-10]Arsen-Ali Musalaliev(ロシア)
2回戦 ○[4B-4]Samuel Scherrer(スイス)
1回戦 BYE
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【120kg級】宮原将裕(大東大) 13位=18選手出場
敗復戦 ●[2-3]Mihaly Nagy(ハンガリー)
2回戦 ●[Tフォール、3:44=0-10]Umar Israilov(アゼルバイジャン)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]ロシア 66点、[2]アゼルバイジャン 49点、[3]トルコ 43点、[4]イラン 37点、[5]米国 36点、[6]ジョージア 29点、[7]日本 24点