※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
■吉田幸代さん(吉田沙保里の母)の話「負けましたけど、立派な銀メダル。娘を誇りに思います。本当に一生懸命やってくれた。私の宝。今日は主人(栄勝さん)もずっと、ついていてくれたと思う。試合後、娘が私のところに来て『お父さんに怒られる』って。二人三脚で来たので負けはつらいですが『大丈夫、大丈夫、頑張ったよ』と伝えました。
ロンドンオリンピックのあたりから厳しくなってきていました。ラスベガス(昨年の世界選手権)では体力的に衰えが来ているなと親なりに感じていました。霊長類最強と言われても、私の娘です。人間です。負ける時は絶対に来てしまいますが、本当に頑張って素晴らしいことをしてくれた。
(今日も)主人が教えたタックルを一生懸命やろうとしていた。その努力はすごいなと思います。(今後の進退について)娘に任せています。引退するとも何とも気持ちは聞いていないんですが、自分の人生を何らかの形でやり直してもらってもいいな、とは思います」