2016.08.16

【記録】3連覇は男子通算4人目、3度優勝は通算7人目

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 男子グレコローマン130kg級で、ミハイン・ロペス(キューバ)がオリンピック3大会連続優勝を達成した。

 このスタイルでのオリンピック3連覇達成は、アレクサンダー・カレリン(ソ連・EUN・ロシア、1988・92・96年=130kg級)に続いて2人目。3度の優勝となると、戦前のカール・ウエステングレン(スウェーデン、1920・24・28年=+87kg級など3階級)を含めて3人目となる。

 男子フリースタイルでは、アレクサンダー・メドベジ(ソ連、1964・68・72年=+100kg級など3階級)、アルトゥール・タイマゾフ(ウズベキスタン、2004・08・12年=120kg級)の2人が3連覇を達成したほか、ブバイサ・サイキエフ(ロシア、1996・2004・08年=74kg級など2階級)が3度優勝を達成。

 他に、イバー・ヨハンソン(スウェーデン)が1932年両スタイルと1936年グレコローマンで勝っているので、史上7人目の「オリンピック3個目の金メダル獲得選手」となった。

 ロペスは世界選手権でも2005・07・09・10・14年に優勝しており、オリンピック3度と合わせて通算で8度目の世界一へ。カレリンの12度、メドベジの10度、サイキエフの9度に続き、男子で歴代4位タイとなる記録。

 世界8度優勝は、セルゲイ・ベログラゾフ(ソ連)、アルセン・ファザエフ(ソ連)、バレンチン・ヨルダノフ(ブルガリア)の1980年代~1990年代に活躍した選手が達成している。