2016.08.16

【リオデジャネイロ特集】「オリンピック連覇を目指す」…男子グレコローマン59kg級・イスマイル・ボレロ・モリーナ(キューバ)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

■イスマイル・ボレロ・モリーナ(キューバ)の成績
決  勝 ○[Tフォール、8-0]●太田忍(日本)
準決勝 ○[4-1]●Elmurat Tasmuradov(ウズベキスタン)
3回戦  ○[Tフォール、8-0]●Wang Lumin(中国)
2回戦  ○[6-3]●Arsen Eraliev(キルギス)
1回戦   BYE

 【リオデジャネイロ(ブラジル)、文・撮影=樋口郁夫】男子グレコローマン59kg級で昨年の世界選手権に続いて優勝したイスマイル・ボレロ・モリーナ(キューバ)は「この2年間、本当に多くの練習を積んできた。コンディションは最高だった。他のすべてのことを犠牲にしてレスリングに打ち込んできた努力が、今、花開いた」とコメント。

 世界王者として臨むことのプレッシャーはまったく感じず、「極めて平静な気持ちだった」そうで、その理由は「ハードトレーニングによる多くの練習」ときっぱり。「この金メダルの価値とは?」という問いに、「すべてのことを犠牲にしてこのスポーツに打ち込んできた者のみが、その価値を知っている」と話し、猛練習が優勝の原動力とアピールした。

 最大の難敵は準決勝で闘い4-1で勝ったエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)で、「彼は本当に強い相手だった。(2013・14年の)世界選手権3位の選手だから」と話した。

 今後はオリンピックの連覇を目指し、「さらに厳しい練習に打ち込む」と言う。

《Borrero Molina, Ismael(キューバ)》 1992年1月6日生まれ、24歳。レスリング歴16年