【リオデジャネイロ展望・男子グレコローマン98kg級】絶対王者アルトゥール・アレクサニャン（アルメニア）が実力発揮するか

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

２年連続世界王者のアルトゥール・アレクサニャン（アルメニア）

　2012年ロンドン・オリンピック３位、2013年世界選手権２位のアルトゥール・アレクサニャン（アルメニア）が、その後、２年連続で世界選手権を制し、その他の国際大会でも勝ち続ける強さを見せた。優勝候補の筆頭。

　今年の欧州選手権でミキタ・メルニコフ（ロシア）に約２年半ぶりの黒星を喫したが、ロシアから出てくるのはイスラム・マゴメドフ。昨年の世界選手権は３位で、アレクサニャンとの対戦はなかった。打倒アレクサニャン、そして優勝なるか。

　ロンドン・オリンピックでアレクサニャンを破って優勝したレザエイ・ガセム（イラン）は、2014・15年の世界選手権でリベンジされた。再リベンジしてのオリンピック連覇なるか。

　世界選手権３位のディミトリ・ティムチェンコ（ウクライナ）、同５位のエリス・グリ（ブルガリア）らが優勝戦線にからめるか。

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