※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・レスリング協会のホームページやロシアのタス通信などは、国家ぐるみのドーピング問題にからみ、ロシア・レスリング・チームの中で唯一オリンピックへの出場を禁じられた男子フリースタイル57kg級のビクトル・レベデフが、国際オリンピック委員会(IOC)の判断により、出場できるようになったことを明らかにした。理由は明示されていない。
同選手は、2006年の世界ジュニア選手権でドーピング違反で失格し、2年近くの出場停止処分を受けた。今回、IOCはロシア選手がオリンピックに出場するには、過去に違反歴がないことを条件のひとつとし、それに抵触して出場禁止とされた。
レベデフは国際スポーツ裁判所に提訴し、出場を求めていた。