2016.07.01

ロンドン銅のヨゲシャワー・ダットら8選手がリオへ…躍進するインドの代表が決定

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 インドのメディアは、リオデジャネイロ・オリンピックの代表選手決定を報じ、レスリングは男子フリースタイル3選手、男子グレコローマン2選手、女子3選手の計8選手がオリンピックに挑むことになった。

 いずれもオリンピック出場枠を取った選手が代表となったが、男子グレコローマン85kg級のラビンダー・カトリと女子53kg級のクマリ・バビタは、予選全大会終了時点で出場枠は手にしていなかったが、上位選手にドーピング違反者が出たため、繰り上がって出場権を手にした。

 バビタは世界予選第1戦で敗者復活戦を放棄したため、インド協会から出場停止を課せられたが、それも解除され、晴れてオリンピックのマットに立つ。

 インドは1952年ヘルシンキ・オリンピックで銅メダル1個を取ったあと、入賞選手はいてもメダルからは遠のいていた。2008年北京大会で66kg級のスシル・クマールが銅メダルを獲得。2012年ロンドン大会ではクマールが銀メダルを取り、60kg級のヨゲシャワー・ダットが銅メダルを取り、初めてメダル2個を取った。

 同国のあらゆる競技を通じてレスリングへの期待は大きいという。代表選手は下記の通り。


 【男子フリースタイル】
▼57kg級 Tomar, Sandeep=オリンピック世界予選第1戦3位/2016年アジア選手権優勝
▼65kg級 Dutt, Yogeshwar=オリンピック・アジア予選優勝/2012年ロンドン・オリンピック60kg級3位
▼74kg級 Yadav, Narsingh Panchav=2015年世界選手権3位/2014年アジア大会3位

 【男子グレコローマン】
▼85kg級 Khatri, Ravinder=オリンピック・アジア予選3位(繰り上げ)
▼98kg級 Hardeep=オリンピック・アジア予選2位/016年アジア選手権2位

 【女子】
▼48kg級 Vinesh=オリンピック世界予選最終戦優勝/2014年アジア大会3位
▼53kg級 Babita, Kumari=オリンピック世界予選最終戦3位(繰り上げ)
▼58kg級 Malik, Sakshi=オリンピック世界予選最終戦2位