2016.06.30

世界V7のハミド・スーリヤン(イラン)が負傷でオリンピック欠場も…「テヘラン・タイム」報じる

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

苦しんだ末にリオデジャネイロへのキップを手にしたスーリヤンだが…=オリンピック世界予選最終戦(トルコ)

 イランの「テヘラン・タイム」は6月27日、2012年ロンドン・オリンピック55kg級を含めて世界一に7度輝いているハミド・スーリヤン(イラン)が、首の負傷でオリンピック出場が危ぶまれる状況であることを報じた。26日の練習で痛めたという。
 
 スーリヤンは「練習で首を負傷し、痛みを感じている。スポーツにけがは避けられないこと。すぐによくなってくれることを願っている」とコメントしている。
 
 スーリヤンは2014年の世界選手権で59kg級として初優勝したが、2015年世界選手権は上位入賞ならず。今年3月のアジア予選(カザフスタン)、4月の世界予選第1戦(モンゴル)でもオリンピック出場を取れず、同級はイランで唯一、オリンピックへのキップを手にできないでいた。

 しかし5月初めの世界予選最終戦(トルコ)では、初戦から決勝まで、すべて2分以内でテクニカルフォール勝ちし、しかも無失点で勝ち抜く強さを見せ、オリンピック出場を決めていた。