※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

そろって優勝した日体大の同期生、樋口黎(左)と文田健一郎
【スパワ(ポーランド)】ポーランド国際大会は6月18日、ポーランド・スパワで開幕。日本からはオリンピック代表選手ほかが出場し、男子フリースタイル57kg級の樋口黎(日体大)が3試合に勝って優勝、男子グレコローマン59kg級の文田健一郎(日体大)はオリンピック代表の太田忍(ALSOK)戦を含めて4連勝して優勝した。太田は敗者復活戦を棄権して8位。
樋口は初戦の2回戦で欧州選手権3位のアンドリ・ヤトセンコ(ウクライナ)、準決勝でトルコの若手選手をともにテクニカルフォールで撃破。決勝は、昨年の世界選手権61kg級3位で、4月のオリンピック欧州予選優勝のウラジーミル・デュボフ(ブルガリア)を4-3で下した。
樋口は3月のオリンピック・アジア予選、今月初めのマケドニア・パール国際大会に続いて国際大会を3大会連続で制した。
文田は初戦の2回戦で昨年の世界選手権5位のソスラン・ダウロフ(ベラルーシ)にテクニカルフォール勝ちし、3回戦で太田を10-8で撃破。準決勝でキルギス選手をフォールで破ったあと、決勝でオリンピック・アフリカ&オセアニア予選優勝のハイサム・ファーミー(エジプト)をテクニカルフォールで破った。
文田は昨年7月のスペイン・グランプリ以来、2度目の国際大会優勝。
男子フリースタイル65kg級の鴨居正和(自衛隊)、同74kg級の山崎弥十朗(早大)、同97kg級の園田平(拓大)は
白星を挙げることができなかった。
男子フリースタイルは「ジオルコウスキ国際大会」、男子グレコローマンは「ピトラシンスキ国際大会」で、他に
女子の「ポーランド女子国際大会」の3大会が合同で行われている。
女子48kg級は昨年の世界選手権2位のマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)が優勝、同60kg級は1月に伊調馨
(ALSOK)を破ったオーコン・プレブドルジ(モンゴル)が勝った。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【57kg級】樋口黎(日体大) 優勝=12選手出場
決 勝 ○[4-3]Vladimir Dubov(ブルガリア)
準決勝 ○[Tフォール、14-2]Pismicoglu Sezgim(トルコ)
2回戦 ○[Tフォール、10-0]Andriy Yatsenko(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【65kg級】鴨居正和(自衛隊) 5位=10選手出場
3決戦 ●[4-5]Joe Mckenna(米国)
2回戦 ●[4-11]Katai Yeerianbieke(中国)
1回戦 BYE
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【74kg級】山崎弥十朗(早大) 15位=19選手出場
2回戦 ●[2-5]Galymzhan Userbaev(カザフスタン)
1回戦 BYE
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【97kg級】園田平(拓大) 16位=16選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0-11]Jose Daniel Diaz Robertti(ベネズエラ)
【59kg級】太田忍(ALSOK) 8位=17選手出場
敗復戦 ●[不戦敗]Soslan Daurov(ベラルーシ)
3回戦 ●[8-10]文田健一郎(日体大)
2回戦 ○[Tフォール、9-0]Mirab Saiia(ウクライナ)
1回戦 BYE
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【59kg級】文田健一郎(日体大) 優勝=17選手出場
決 勝 ○[Tフォール、9-0]Haitham Ahmed(エジプト)
準決勝 ○[フォール、7-0]Kanat Tzhachubekov(キルギス)
3回戦 ○[10-8]太田忍(ALSOK)
2回戦 ○[Tフォール、16-8]Soslan Daurov(ベラルーシ)