※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・レスリング協会のホームページによると、6月17日(金)~19日(日)にポーランド・スパワで行われる男子フリースタイルの「ジオルコウスキ国際大会」の数階級にロシアのトップ選手が出場。125kg級は世界レベルの3選手が出場し、実質的にロシアのオリンピック代表決定戦になるという。
86kg級には、昨年、19歳にして2年連続の世界王者に輝いたアブデュルラシド・サデュラエフが出場する。
125kg級に出場するのは、先月末のロシア選手権で優勝したムハマドガジ・マゴメドフ、過去3度世界王者に輝き昨年の世界選手権は両スタイルの最重量級で銅メダルを獲得したバイリャル・マホフ、2004年アテネ・オリンピック96kg級を含め2階級にわかって6度の世界一に輝いているハジムラド・ガチャロフの3選手。
ロシア選手権では、マホフは57kg級決勝の不可解な判定にダゲスタン共和国のチームがボイコットという形で抗議したため、フリースタイルには出場しなかった。ガチャロフは97kg級で2位。同級優勝は今年のヤリギン国際大会と欧州選手権で優勝しているアンゾール・ボルツカエフのため、同級での出場をあきらめたものと思われる。ガチャロフは2013年世界選手権では120kg級で優勝している。