※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子フリースタイルのワールドカップが6月11~12日、米国・ロサンゼルスで行われ、リオデジャネイロ・オリンピック出場が予定されている選手も起用したイランが、決勝でロシアを5-3で破り、5年連続優勝を達成した。イランは、予選グループで米国を4-4の内容勝ちで下すなどして1位で通過。決勝でロシアと対戦し、57・61kg級を連勝。97kg級終了時点でチームスコア4-3とし、125kg級でオリンピック出場が予定されているコメイル・ガセミが2015年U-23欧州王者のムラディン・クシュコフを破り、5勝目を挙げて優勝した。
ロシアは97kg級で昨年の世界選手権2位のアブデュサラム・ガジソフを起用するなどの布陣だったが、優勝を逃した。
3位はジョージアで、3位決定戦は地元の米国を4-4の内容差で撃破。97kg級世界王者のカイル・スナイダーが出場した米国は4位に終わった。
5位以下は、アゼルバイジャン、モンゴル、インド、トルコの順。
各試合結果は下記の通り。
【ファイナル】
▼決勝
イラン○[5-3]●ロシア
▼3位決定戦
ジョージア○[4-4]●米国
▼5・6位決定戦
アゼルバイジャン○[5-3]●モンゴル
▼7・8位決定戦
インド○[4-3]●トルコ
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【予選Aグループ】
▼1回戦
ロシア○[4-4]●ジョージア、モンゴル○[6-2]●トルコ
▼2回戦
ロシア○[6-2]●トルコ、ジョージア○[4-4]●モンゴル
▼3回戦
ロシア○[6-2]●モンゴル、ジョージア○[7-1]●トルコ
《順位》[1]ロシア 3勝、[2]ジョージア 2勝1敗、[3]モンゴル 1勝2敗、[4]トルコ 3敗
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【予選Bグループ】
▼1回戦
イラン○[5-3]●アゼルバイジャン、米国○[7-1]●インド
▼2回戦
イラン○[4-4]●米国、アゼルバイジャン○[7-1]●インド
▼3回戦
イラン○[8-0]●インド、米国○[8-0]●アゼルバイジャン
《順位》[1]イラン 3勝、[2]米国 2勝1敗、[3]アゼルバイジャン 1勝2敗、[4]インド 3敗