2016.06.10

女子オリンピック選手が新潟・十日町で合宿スタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 オリンピック代表選手を含む全日本女子チームが6月9日、新潟・十日町市で合宿をスタートした。同所での女子の合宿は今年初。

 オリンピックの開会式(8月5日)まで2ヶ月を切り(レスリングは8月14日開始)、日本オリンピック委員会(JOC)が代表選手を承認するなど、日増しにオリンピック・ムードが高まっていくが、練習を指揮した笹山秀雄コーチ(自衛隊)は「まだ2ヶ月ある。今は十分に息を上げ、体力をつけさせたい」と、自然の中で体力トレーニングに力を入れる方針。

 通称“金メダル坂”での坂道ダッシュなど、徹底した体力づくりが行われる予定。

 一方、今月初めにフォリピン・マニラであったアジア・ジュニア選手権で中国の選手がアンクルホールドを多用するなどの報告を受け、「ジュニアで使っている技をシニアでも使ってくる可能性がある」として、技術面の対策もやる予定。

 2月のアジア選手権(タイ)では登坂絵莉(東新住建)が中国選手相手に終了間際にもつれてやられており、中国は要注意の国。笹山コーチは「しっかり対策を練りたい」としている。

 合宿は14日まで行われる。(写真=チーム提供)