2016.06.08

オリンピック出場枠獲得のアレクセイ・ミシン、敗れる…男子グレコローマン・ロシア選手権

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 男子グレコローマンのロシア選手権が6月3~6日、グロズニーで行われ、66kg級で1月のイワン・ポデュブニー国際大会と3月の欧州選手権を制した2009年60kg級世界王者のイスラムベク・アルビエフが優勝。ハイレベルの3大会を唯一制覇した。

 59kg級はイワン・ポデュブニー国際大会優勝のイブラギム・ラバザノフが決勝で昨年の欧州大会優勝のステファン・マリャニャンを破って優勝。2014年世界選手権2位のミンギヤン・セメノフが3位へ。オリンピック代表争いが激化しそうだ。

85kg級決勝は昨年の欧州大会優勝のダビッド・チャクバテーゼが、オリンピック欧州予選で優勝した37歳のアレクセイ・ミシンを破った。125kg級は昨年の世界選手権の両スタイルで銅メダルを取ったバイリャル・マホフが3位に終わり、昨年の世界ジュニア選手権120kg級2位のセルゲイ・セメノフが優勝した。

 唯一の現役世界王者、75kg級のロマン・ブラソフは不出場。同級は伏兵のイリア・マゴメドフが優勝。2位に入った2014年世界選手権71kg級優勝のチンギズ・ラバザノフとともにオリンピック代表を争うことになりそう。

 ゴギ・コクアシビリ監督によると、今月10日~26日に国内で合宿し、7月のドイツ・グランプリとスペイン・グランプリに出場させ、オリンピックの代表を決めるという。

 各階級の成績は下記の通り。 


 ◎男子グレコローマン

 【59kg級】
[1]Labazanov, Ibragim=2016年イワン・ポデュブニー国際大会優勝
[2]Maryanyan, Stepan=2015年欧州大会優勝
[3]Lokyaev, Dshambulat=2016年欧州選手権3位
[3]Semenov, Mingiyan=2014年世界選手権2位

 【66kg級】
[1]Albiev, Islambek=2016年欧州選手権優勝
[2]Surkov, Artem=2015年世界選手権3位
[3]Kurak, Adam=2015年世界選手権71kg級3位
[3]Kiyankin, Aleksey

 【71kg級】
[1]Mantsigov, Abuyazid=2016年イワン・ポデュブニー国際大会66kg級3位
[2]Tarzyan, Artem
[3]Saidkhasanov, Ismail
[3]Tyudyubaev, Adlet

 【75kg級】
[1]Magomadov, Ilia
[2]Labazanov, Chingiz=2016年イワン・ポデュブニー国際大会優勝
[3]Chekhirkin, Aleksander=2015年ピトラシンスキ国際大会3位
[3]Kalandiya, Irakli

 【80kg級】
[1]Abacharaev, Ramazan=2016年イワン・ポデュブニー国際大会優勝
[2]Isakov, Ruslan
[3]Khakulov, Azamat
[3]Magomedaliev, Magomedali

 【85kg級】
[1]Chakvetadze, David=2015年欧州大会優勝
[2]Mishin, Alexej=2016年オリンピック欧州予選優勝
[3]Bikbaev, Asamat=2014年世界選手権代表
[3]Kodzokov, Sosruko=2016年イワン・ポデュブニー国際大会3位

 【98kg級】
[1]Magomedov, Islam=2015年世界選手権3位
[2]Evloev, Musa=2016年欧州選手権2位
[3]Efimov, Konstantin
[3]Magomedov, Kantemir=2016年=イワン・ポデュブニー国際大会3位

 【130kg級】
[1]Semenov, Sergey=イワン・ポデュブニー国際大会3位
[2]Shchur, Vitali=イワン・ポデュブニー国際大会2位
[3]Makhov, Bilyal=2015年世界選手権3位
[3]Nazhmudinov, Kurban