2016.05.29

【全日本選抜選手権/第2日・特集】優勝選手の声(女子)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(文=増渕由気子、布施鋼治、伊藤暉、留福、撮影=矢吹建夫)


 ■女子63kg級・栄希和(ジェイテクト=階級を上げて2年連続優勝)「(右手首の)手術明けで、今回は何が何でも勝ちたかったので、優勝できてよかったです。(決勝相手の)源平選手はディフェンスが強く、4点を取れるタックルも持っている選手であり、やりづらかったです。4月から社会人になって、会社の方々にもすごく応援されていたので、恩返しできてうれしいです。

 東京オリンピックを目指して63kg級に挑戦しましたが、相手の押してくる力が強かった。とりあえず60kg級で世界選手権を目指し、体力をつけてから63kg級に上げたい」


 ■女子75㎏級 鈴木博恵(クリナップ=ひざの手術からカムバックして優勝)「去年のこの大会以来、約1年ぶりの公式戦でした。(手術した)ひざの状態は100%ではないので、今日は結果にこだわって勝ちにいきました。初戦は硬くなって攻められなかったので、決勝は思い切って行きました。

 世界選手権の3週間前にけがをして、精神的にもきつい部分もあったけど、周囲の人に支えられて試合に出るまでに回復でき、よかったと思います。練習は東京の自由ヶ丘学園という男子高で高校生と一緒に練習させてもらっています。

これからについては、まだはっきりしとしたビジョンを決めていません。1日1日を大切に練習していきたいと思います」