※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文=増渕由気子、布施鋼治、伊藤暉、留福、撮影=矢吹建夫)
■男子グレコローマン66kg級・高橋昭五(日体大=日体大勢が上位を占める中で優勝)「準決勝、決勝と相手が大学の後輩。日体大グレコローマンのキャプテンとしての威厳を保ててよかったと思います。技ひとつひとつの正確性がまだなく、このままでは世界で勝てないので、もっと技を磨いていきたいと思います。
今年の目標は、学生のタイトルをしっかりと獲り、12月の全日本選手権でも優勝したい。太田忍先輩や井上智裕先生のようなオリンピアンと練習をしています。その力をもらって、東京オリンピックに向けて実力をつけたい。2位の選手との差を広げるためにもっと頑張らなければいけないと感じています」
ベテランの味を発揮して優勝した天野雅之(中大職)
一時は引退の話もありましたが、周りの方の支えと後押しがあって、できる限りやりたいと思います。ひとつずつしっかり勝っていき、東京オリンピックに出られれば(応援してくれた人への)一番の恩返しになると思います。」
■男子グレコローマン130kg級・園田新(拓大=3年連続優勝)「優勝は素直にうれしいですけど、勝って当たりまえというか、勝たなければいけなかった。オリンピック予選を3回も出させていただいて、しっかりと経験を積ませてもらっているので、東京オリンピックに出て恩返ししたいです。
あくまでもステップかなと考えています。世界との壁はありますが、少しずつ、少しずつ、焦らずに差を詰めていき、西口先生(茂樹=男子グレコローマン強化委員長)と一緒に頑張って、東京オリンピックにつなげたいと思います。」