2016.05.22

ジョーダン・バローズ、アデライン・グレイ(ともに米国)らが快勝…5・19「BEAT THE STREETS」(ニューヨーク)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 レスリングの存在をPRするため、米国・ニューヨークの繁華街で行われる恒例のイベント「BEAT THE STREETS」が5月19日にタイムズ・スクエアで行われ、米国のリオデジャネイロ・オリンピック代表選手のほか、イラン、韓国、カナダの選手が出場した。
 
 オリンピック連覇を目指す男子フリースタイル74kg級のジョーダン・バローズ(米国)は今回が6度目の出場。2015年アジア選手権優勝のペフマン・ヤラフマディ(イラン)を7-1で下した。全米学生選手権を制し、一気にオリンピック出場権を獲得した同86kg級の新星、ジェイデン・コックスは初出場で、2014年アジア大会王者のメイサム・モスタファ・ジョーカー(イラン)を10-5で破った。
 
 女子は75kg級のアデライン・グレイと53kg級のヘレン・マロリスの2人の世界チャンピオン(マロウロスは55kg級世界女王)は、ともにカナダ選手を破った。
 
 男子グレコローマンでは、75kg級でオリンピック優勝も期待されるキム・ヒョンウ(韓国)がオープニングマッチで出場。世界選手権で2度銅メダルを取っているアンディ・ビセク(米国)を3-0で破った。
 
 同イベントは、ニューヨークのタイムズスクエアやグランドセントラル駅など人通りの多いところで開催し、多くの人にレスリングの存在をアピールするイベント。今年が7回目で、キッズを含め29試合が行われた。毎年、3000人を超える人が足を止めて観戦するという。
 
 2013年はレスリングのオリンピック競技からの除外問題に際するアピールとして、イランとロシアを招いて大々的に行われ、昨年は国交復活間近のキューバを招待して行われた。