※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
最終予選に挑む男子フリースタイルの出場選手
日本は6階級中、57kg級と74kg級で出場枠を獲得しており、残り4階級に出場する。代表メンバーは、65kg級が藤波勇飛(山梨学院大)、86kg級が松本真也(警視庁)、97kg級が山口剛(ブシロード)、125kg級が田中哲矢(自衛隊)。
山口はアジア予選(カザフスタン)、世界予選第1戦(モンゴル)に続いて3大会連続の出場で、松本はアジア予選以来の出場。65kg級の藤波と125kg級の田中は予選初出場となる。
全日本王者の山口と松本が出場枠を取った場合はオリンピックの日本代表に内定。藤波と田中が出場枠を取った場合は、5月27~29日の全日本選抜選手権の期間中に全日本王者とプレーオフを行い、勝者が日本代表に内定する。
和田貴広・男子フリースタイル強化委員長(国士舘大教)は「(前回の予選のあと)全体的な合宿は行ってこなかったが、藤波の所属の山梨学院大が自衛隊で合同合宿を行い、自衛隊の井上謙二コーチや鈴木豊コーチらが藤波の様子を見ていました。4月の下旬にJOC杯に出場したばかりなので、体のリカバリーをはかりながら減量を行いました。また、松本も自衛隊で最終調整を行いました。(自衛隊所属の)125kg級の田中も含めて、3人は自衛隊で最終調整を来ない、重量級は小平清貴コーチがしっかりと見ました」。
唯一、3大会連続出場の山口に関しては「2大会の疲れを取るのが最大の課題。休息させながら早大や自衛隊で練習をしました」と話した。
最重量級の田中に関しては「全日本1位の山本でも(世界と)実力差がかなりあった。2番手の田中にとってが、それ以上に厳しいことが予想されますが、気持ちでぶつかって勝ちにつなげてほしい」と期待を寄せた。
男子グレコローマン・チームは出発済みで、6日(金)に試合が行われる。両スタイルを通じた日本選手団は下記の通り。
◎役員
【男子グレコローマン監督】西口茂樹(拓大教)、【同コーチ】元木康年(自衛隊)、豊田雅俊(警視庁)、飯室雅規(自衛隊)
【男子フリースタイル監督】和田貴広(国士舘大教)、【同コーチ】松永共広(日本協会専任コーチ)、鈴木豊(自衛隊)、小平清貴(警視庁)、小幡邦彦(山梨学院大職)
【トレーナー】川﨑淳、近敏成(ともにハンズコーポレーション)、【ドクター】今井一博(日本協会スポーツ医科学委員会)
【帯同審判】斎藤修(日本協会審判委員長)、篠原正樹(静岡・吉原工高教)
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◎選手
【男子グレコローマン】
▼75kg級 鶴巻 宰(自衛隊)
▼85kg級 角 雅人(自衛隊)
▼98kg級 斎川哲克(栃木・足利工高教)
▼130kg級 園田 新(拓大)
【男子フリースタイル】
▼65kg級 藤波勇飛(山梨学院大)
▼86kg級 松本真也(警視庁)
▼97kg級 山口 剛(ブシロード)
▼125kg級 田中哲矢(自衛隊)