2016.05.02

【オリンピック世界予選最終戦・展望(4)】ブルガリアら欧州勢が敵か…男子グレコローマン130kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 《大会日程》
5月6日(金) 男子グレコローマン
   7日(土) 女子
   8日(日) 男子フリースタイル


 【男子グレコローマン130kg級】=日本代表・園田新(拓大)

 《出場枠獲得状況》=青が出場枠を獲得

 世界予選第1戦はアジアの3ヶ国が出場枠を取った階級。パンアメリカンも強豪が獲得済みなので、おのずと欧州勢が敵となる。

 2014年世界選手権の上位選手で唯一残っているのがブルガリア(5位=ルボミール・ディミトロフ)。欧州予選はディミトロフが14位、世界予選第1戦はミロスラフ・メトディエフが4位。今度はどちらが出てくるか。

 スウェーデンも候補は2人。2012年ロンドン・オリンピック120kg級3位・2014年世界選手権7位のヨハン・マグナス・エウレンは世界予選第1戦で9位。欧州予選は2009年世界選手権120kg級3位のジャルマー・ショーベリーが出て7位。

 ロンドン・オリンピック120kg級5位のイオシフ・チュゴシビリ(ベラルーシ)は、欧州予選5位、世界予選第1戦5位と、いずれも上位へ進んでいる。今春の3度目の挑戦実るか。

 ジョージアからは、欧州予選3位のサンドロ・ディカミンジアか、U-23欧州選手権優勝で世界予選第1戦5位のイアコビ・カジャイアのどちらが出てくるか。

 3ヶ国が抜けたアジアの残る強豪は、2014年アジア大会2位のキム・ヨンミン(韓国)、2015年アジア選手権3位のムラジャン・ツイチエフ(タジキスタン)らとなろうが、ずば抜けた選手ではない。