※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
4月17日にセルビア・ズレニャニンで行われたリオデジャネイロ・オリンピックの欧州予選最終日で、日本がこのあと出場枠を目指す男子フリースタイル125kg級は、2013年世界選手権120kg級2位のアレン・ザシエイエフ(ウクライナ)、目立った実績がなくノーマークのユサプ・ヤリラウ(ベラルーシ)が出場枠を獲得。
出場枠獲得を逃した主な強豪選手は下記の通り。
■ロバート・バラン(ポーランド)=2016年欧州選手権2位
■リュベン・イリエフ(ブルガリア)=2016年欧州選手権5位
■ダニエル・リゲッティ(ハンガリー)=2016年欧州選手権5位
■ソスラン・ガグロエフ(スロバキア=元ロシア)=2015年欧州大会5位
大会間隔と地理的な問題で、これらの選手が今月22~24日の世界予選第1戦(モンゴル・ウランバートル)へ参加するかどうかは微妙。2番手選手の出場も十分に考えられる。
【男子フリースタイル125lg級・展望】=日本代表・山本泰輝(拓大)
《出場枠獲得状況》=青が出場枠を獲得 山本泰輝(拓大)
米国とカナダが抜けたパンアメリカンは、キューバにさほど強い選手はいない。2月のパンアメリカン選手権と3月の同予選でともに3位のヘッセ・ルイス・フローレス(メキシコ)の方が手ごわいか。
アジアからは、予選3位に終わった2015年アジア選手権優勝のアイアール・ラザレフ(キルギス)とデン・チウェイ(中国)が再度、出場枠を狙って出場するか。